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2015年1月18日 (日)

ST 赤と白の捜査ファイル

 TOHO劇場の一か月の無料パス券を使う最後の作品として、テレビドラマ「ST 赤と白の捜査ファイル」の劇場版を選んでしまいました。どうも、現在封切りしている映画の中では、他には足を運ぶ気にはなりませんでした。 

 このドラマは、今野敏の同名の警察小説をかなり自由に脚色してあり、放送中は、女性を中心に人気があったそうです。実際、私の妻や娘には評判が良かったようですが、私は最終回のみ観ただけでした。それで驚いたのですが、テレビの最終回では話が終わらず、突然、主人公が逮捕されるという事態が勃発したというところで打ち切られたのです。
 そして、「続きは劇場版でどうぞ。」という告知には仰け反りました。テレビと映画のコラボというには、なんという阿漕な商売のやり方でしょう。テレビドラマのファンは、お金を払って続きを見なければなりません。うまいというか、もう完全に絶句です。
 結果はといえば、この映画は興行成績が一定良いようですので、この手法は、今後テレビ界に流行るでしょうねえ。

 聞けば、脚本家は、テレビの最終話と同時並行で映画の新たな脚本を作り、同じスタッフ・キャスト、セットでそのまんま映画として撮影したそうです。
 フザケた話です。こんなものは、とても真面な映画とはいえません。映画ならではの映像などは望むべくもありません。劇場で公開するテレビ・ドラマでしょう。実際、鑑賞した限り、テレビのままの画面が銀幕で大きく映っていました。・・・せめて料金は半額にしてほしいものです。

 と、少し苦言を呈したうえで、映画の感想はといえば、私の場合、無料パス券ですから、テレビと同じです(笑)から、割り引いてください。
 セットや映像は安手ですが、話は割合面白かった、と思います。前言とは矛盾しますが・・(反省)。

 もともと、この話は、警視庁内に科捜研の凄腕を集めてつくったスペシャリストの集団(ST)のお話ですが、メンバー達は、いずれもプロファイリングのプロ、絶対音感や嗅覚の特殊能力、化学分析の権威など一癖も二癖もある連中という設定です。そして、それらのリーダーが、藤原竜也扮する法医学のスペシャリスト赤城左門なのですが、実は、大言壮語の俺様キャラのくせに、対人恐怖症で引きこもりというとんでもないやつなのです。まあ、現実にはありえません~というお話です。
 このメンバーのキャップ(上司)が、岡田将生扮する若きキャリア百合根友之であり、一般の警察現場や上層部の理事官や参事官との間に立って右往左往するという筋書きです。このレッドカード捜査官赤城とホワイトカラー警部の捜査ファイルということで、タイトルの副題になっています。
 そして、もっと言えば、この二人の関係は、天才シャーロック・ホームズと助手のワトソン君という黄金の組み合わせであり、インターネットによると、彼らのホモ的な愛情までもがそのドラマの裏設定にあるそうです。腐女子が結構二人のやりとりを喜んでみていたそうです。本当かな? 

 というような事実かどうかわからないインターネット社会の恐ろしさ、危うさを描いたのが、劇場版になっているのです。これがなかなか上手いストーリーなのです。
 ユースケ・サンタマリア扮する天才ハッカーの狙いもアイディアものですし、映像の中でメール文字など日本語がどんどん漫画の吹き出しのように使われるのも感心しました。これほど多用されると、漢字などの字体、色、サイズなどの使い方は、もう一つの映像表現かもしれません。安易ですが、今時の映画のようで、なんか感心しました。

 以上、結論としては、この作品は、個人的には前述のように結構楽しめましたが、映画というよりは、テレビドラマを劇場で観るという、まさにテレビ映画でした。以上です。

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