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2015年1月24日 (土)

黄色いリボン

 ジョン・フォード監督の映画「黄色いリボン」のニューマスター版のDVDが発売されました。これまで発売されていた商品は、画像が極めて不鮮明で、夜間のシーンなどもう何が映っているのかわからないほどの代物で、誠にひどい粗悪品でした。私も以前購入した時は、「安物買いの銭失い」という諺をしっかり噛みしめました。今回やっと、懐かしの名作を真面な画面で堪能できたのです。

Img_0001_new_0001 さて、この作品は、騎兵隊西部劇三部作の第二作目といわれていますが、ほかの作品は、ジョン・フォード物と言っても、ほとんど記憶にありませんが、この作品は、かなり色合いが異なり、アイルランド風のユーモアも楽しく、しかも、当時にしては珍しくインディアンとの直接的な殺し合いシーンが少ない映画でした。ラストもハッピーエンドです。
 また、主演のジョン・ウェインが退役直前の大佐役という老け役を演じており、黒澤明がこの作品に惹かれて「生きものの記録」で三船敏郎に老け役を演じさせたという逸話も残っています。今見ても、その演技は素晴らしいのに、何故か、ジョン・ウェインはアカデミー賞には長らく縁がありませんでした。正直、晩年の片目の酔いどれ保安官役よりは、ずっと良い。

 ともかく、男が男らしい時代の、逆にいえば、女性差別や人種差別の認識のない時代の、骨太のユーモアで包まれた明朗西部劇です。
 わき役も酔いどれの大男の軍曹が絶品です。「静かなる男」ののどかな殴り合いを彷彿させます。
 また、あの軽快な音楽を聞くと心が躍ります。この「黄色いリボン」という劇中歌は、映画音楽でも有名ですので、ご存知のことと思います。

 加えて、1949年度の作品ですから、インディアンの恰好や風俗が記録映画風で、まるで本物のようです。もちろん、時代考証などが正確か、どうかは全くわかりませんが、雰囲気が凄い。例えれば、観客にリアルに見える「七人の侍」の百姓のような感じです。今では絶対作れない感じがします。

 というように、ジョン・フォードの作品の中でも、明朗系の映画ですので、未見の方は、安心してごらんください。
 ただし、ニューマスター版と称するなら、もう少し画質の精度がほしいのは、価格からいってないものねだりでしょうかねえ。普通の画質ですので、誤解のないように(笑)。

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