モササウルス
先日、劇場で新作恐竜映画「ジュラシック・ワールド」の予告編が公開されていました。ジュラシック・パークから4作目で、ワールドにスケールアップされているようです(笑)。
「ジュラシック・パーク」、この第1作目を観た時の衝撃が忘れらません。最初に登場するブラキオサウルスがもうどう見ても本物の映像のように見えたのです。
当時は、まだレイ・ハリーハウゼンの「恐竜百万年」に出てくる恐竜モデルがリアルと思われていた頃です。
巨大な恐竜が足を運ぶとその筋肉と皮膚が動きます。いまや、当たり前のことですが、本当に驚愕しました。そして、結局、そのまま映画を連続して2回見たことを覚えています。昔の劇場は入れ替え制ではありませんでした。
思えば、CG製の恐竜たちは、ここから始まったのです。
そして、2作目は、ティラノザウルスが都市に現れます。ガソリンスタンドを破壊し、バスを横転させます。怪獣映画の進化形を示されたような気がしました。さすがに、スティーブン・スピルバーグ監督です。やることが常に革新的でした。
3作目では、監督も交代し、普通の映画になりましたが、翼竜プテラノドンの活躍が見ものでした。霧の中から、翼竜が地を這って登場するシーンは意表をつかれました。
ということで、期待の最新作では、水族館のイルカショーのような、モササウルスの曲芸の場面が描かれています。予告編の一瞬ですが、水面から飛び上がった巨体の迫力はなかなかのものです。この古生物は、実は、恐竜ではなくて、海生爬虫類なのです。昔から首長竜のプレシオサウルスとの戦いの復元図が描かれて、有名な奴です。
そして、今回、この新作「ジュラシック・ワールド」の映画公開と合わせたように、アメリカのトイ・メーカーの「サイドショウ」から、モササウルスの模型が発売されました。
一連の恐竜模型シリーズの中のスタチューなのですが、今回は、特に生物感あふれる造りで、素晴らしい出来になっています。とりわけ、顔や腹などは、現生の生きている爬虫類と見まがうほどです。博物館級といううたい文句も、あながちウソではありません。
今回は、メーカーの宣伝写真を紹介しますので、ご覧の方は是非、お買い求めください(笑)。
どうです、この爬虫類、類したこわもての顔は見事です。
それにしても、モササウルスは海生生物ですから、蚊に血を吸われて琥珀に閉じ込められる可能性はほとんど無いはずですが、どうやって復元したのでしょう。
そのDNAの復元方法も必見ですぞ(笑)。
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