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2015年1月14日 (水)

クロノス

 ギレルモ・デル・トロ監督の長編映画第1作「クロノス」は、DVD化されてはおりますが、既に絶版であり、その評判の高さを伝え聞くものの、長らく映像は見たことがありませんでした。
 まだ無名のデル・トロが自宅を担保に借金までして製作したという伝説のホラー映画です。この映画で認められて、ハリウッドで傑作「ミミック」を作りました。
 余談ですが、あの「ミミック」がデル・トロ監督作とは、かなり最近まで気が付きませんでした。全く迂闊でした(笑)。もっとも、デル・トロ自身は、思うように演出できなかった”ハリウッド方式”に嫌気がさしたということですから、なかなか映画製作の裏側は判らないものです。
 

Img_0001_new_new さて、その幻の映画の中古DVDをヤフーのオークションでゲットしました。以前は、かなりプレミアがついていたような記憶がありますが、一般の定価程度の価格で入手できたのは、ラッキーだったのでしょうか?。

 映画は、クロノスという名の機械仕掛けの昆虫に刺されると吸血鬼になるという怪奇ものです。その犠牲者となる主人公が、ある骨董屋の親父であり、徐々に吸血鬼に変化していくのが見せ所ですが、それ以上に興味深かったのは、その孫である可愛らしい少女でした。
 優しかった祖父がどんどん醜く悲惨な姿に変化していくのですが、少女は恐れも驚きもせず、以前と変わらぬ愛情をもって、日光除けの棺桶型の寝床を用意したりして、しっかり身の周りの世話をするのです。一寸普通の感覚ではあり得ない、異常ともいえる、いや可愛らしい姿ゆえに恐怖さえも感じさせる少女の行動です。

 また、若き日のヘルボーイの男優がクロノスを狙う悪役の手下の役で登場します。いまでこそ、貫録もでき、見慣れた姿になりましたが、この当時は、まさに異形の容姿です。いかにも、デル・トロ監督好みなのでしょう。 

 映画自体の評価としては、恐るべき才能とセンスは感じられるものの、伝説になるほどの出来ではありません。結構、途中で退屈します。結局、デル・トロ監督のその後の出世と成功に伴って、遡って再評価がされているのでしょう。正直、DVDにレンタルがあれば、その視聴で十分でした。

Img_new_0001 ちなみに、大傑作といわれる「パンズ・ラビリンス」は、レンタルで視聴し、DVDを購入したものの、まだ一度も再見していません。登場する妖精や怪物のデザインにも、それ以上に主人公の少女の感性に異和感がありますし、監督の主張するように、とてもハッピーエンドとは思えなくて、なんとも気が進まないのです。デル・トロ監督の過激なオタク魂にはどうしてもついていけません。誠に残念なことです(笑)。

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