月刊アーマーモデリング
戦車模型の専門雑誌「月刊アーマーモデリング」に、映画「フューリー」の特集が組まれました。この雑誌は、いうまでもなく、装甲戦闘車両AFV(Armored Fighting Vehicle)のモデラーのための専門誌ですから、当然ながら、その内容も一般紙とは視点が全く違います。
映画フューリーに登場する戦車の考証を行い、それを模型で再現しようとしているのです。
その記事によると、まず、映画に登場するフューリー号と名付けられたシャーマン戦車は、通常アメリカ軍で使用されていたM4A3E8という種類ではなく、同盟国で使われていたM4A2E8というタイプだそうです。どうやら、撮影のために、イギリスの博物館から借り出されたために、同じイージーエイトと呼ばれる戦車でも、若干仕様が違うものが使われたようです。
その異なる点を模型を使って逐一注釈しています。さすがに、マニア向けの事細かな指摘には驚きます。
そして、市販されている戦車模型から、映画のフューリー号を再現するための手順を詳しく紹介しています。
どうやら、このフューリー号のA2E8は、模型が市販されておらず、市販されてる一般的なA3E8から改造する必要があるそうです。いやあ、その細かで複雑な手順を読んだだけで、私の中のわずかに芽生えていた戦車模型製作への意欲はすっかり霧散してしまいました。もう、解説だけで腹いっぱいになってしまい、ごちそうさまでした(笑)。
それはともかく、映画に登場するそのほかのシャーマン戦車などについても、詳しく解説しております。ルーシー・スー号、オールド・フィリス号、それぞれ種類が違うそうですし、ティーガーⅠについても、模型での再現を詳細に指南してくれます。
いやあ、すごい、まさしく、ミリタリーモデラーの凄さを堪能しました。こういうことが映画と模型のコラボレーションの原点かもしれません。しかし、戦車模型以外の分野でも、こうしたコラボの可能性はないですかねえ。アメリカでは、モンスター映画の分野もありますが、日本では、アニメのガンプラぐらいでしょうか、少しサビしい限りですナ。
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