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2015年1月11日 (日)

96時間 レクイエム

 娘のためなら大暴走するりーアム・ニーソン演じる元CIAの凄腕親父ブライアンが帰ってきました。映画「96時間 レクイエム」です。シリーズ第3作目で、完結編という触れ込みです。

 第1作目は、レンタルDVDで視聴して、劇場公開を観そびれたことを悔やんだことを覚えています。花の都フランスの移民政策と一部の特権階級の腐敗ぶりが見事に描かれていました。どちらかといえば、親父の暴走アクションより、そちらの方に一味違った趣を感じたものです。

 そして、2作目の続編は、1作目でぶっ潰した売春組織を営んでいた移民の一族がブライアンの一家に復讐を仕掛けてくるというストーリーであり、正義とか理屈とかは、一切関係なく、ただ、ひたすら殺された身内(悪党達)の敵討ち、というのですから、もう、上田秀人の時代小説で描かれる江戸幕府の伊賀組の掟のようなものです。まったく言葉が通じないのですから困ります。それが今の世界の現実の姿なのでしょうね、きっと。
 もちろん、映画では、そうした理不尽な連中もすべて壊滅させるのですが、この親父の娘第一という対応に比べて、ファムケ・ヤンセン扮する離婚した妻の扱いは、やや雑で、ストーリー的に見れば、どうみても妻は死んでいました。まあよく助かったものです(笑)。

 しかし、第3作では、心配したとおり、ほとんど冒頭に、その妻が何者かに殺されるのです。予告編で何度も見ましたので、一時は、劇場に行くのを止めようかとさえ思いました。
 あのエイリアン3の悪夢がよみがえります。エイリアン2で折角助けた少女をいきなり冒頭で死なせる設定など、ふつうありえないですよねえ。
 まあ、でも、他に観に行く映画もなかったので・・・。

 ここまでが前段です、長い~(笑)。
 意を決して劇場に足を運びましたが、実は、前作とは全く関係のないストーリーでした。これでは完結編とは言えません。
 ネタバレになりますが、前作からの復讐劇のために妻が殺されたのではなかったのです。そのことがわかった時点で、つまり、主人公の暴走のせいで妻は巻き添えを食ったのではないことが判明してから、観客は安心して主人公の行動に感情移入できるのです。

 
 お話は、次第に「逃亡者」の様相を呈し、追跡者として、いつも警察の捜査官などを演じている、ヤブにらみの俳優フォレスト・ウィテカーが登場します。最近は「ラストスタンド」にも出ていました。
 それに加えて、今回は、ブライアンの元CIAの仲間たちが一役買います。ただ、ラスト近く、その仲間の一人が撃たれるのですが、「生きている」という救急隊員の声だけで、その後の安否のシーンが一切描かれません。冷たいものです。ここは是非とも無事だった姿を見せて、観客のニーズに応えるべきでしょう。少し、脚本に配慮が足りません。

 活劇として見ても、一定の水準はクリアしていますが、やっぱり、三作目ともなると、少し年を取りましたか。敵もこけおどしで、結局、ありきたりな個人的な犯罪の結末でした。羊頭狗肉、竜頭蛇尾、大山鳴動しネズミ一匹という感じでしたが、まあ、退屈はしませんでしたので、完結編でないのですから、これはこれで良しとしましょうか。

 最後に、この映画、都合によりパンフレットの製造・販売が中止されたとのことです。こんなことは前代未聞ではないでしょうか。一体、なにがどうなっているんでしょう。こっちの真相の方が興味がわきます(笑)。誰か教えてくれませんか。
 それにしても、チラシもなかったので、今回は、ブログに映像が掲載できません、残念でした。

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