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2014年12月30日 (火)

神さまの言うとおり

 TOHOの1か月無料パスポートを消化するため、「神さまの言うとおり」を見てきました。ネットのレビュー評価も低く、私の苦手なグロ趣味満載の三池崇史監督であることを重々承知のうえで、劇場に足を運びました。
 ・・・他に観るのは、それこそ、もう、あの、心逆なで男のデビット・フィンチャー監督の「ゴーン・ガール」しか、ないのです。まったく、よりによって、なんという不作の月に当たったのか、不運です。
 しかも、受付のもぎり男から、パスポートとシネマイレージカードを点検されるという不愉快な体験を受けました。 顔写真もないのに、一体、何を確認しているのでしょうね。もう、出だしから最悪でした。

Img_new_new ところが、映画自体は、意外に面白ろうございました。
 いきなり、唐突に、死のゲームが始まることや、途中で続編があるかのように、映画が突然打ち切り的な終り方をするという、無様な脚本を除けば、ナンセンスでギャグに彩られた死のゲーム自体は、それなりに楽しめました。
 なにしろ、不覚にもパンフレットを買ってしまいました。もっとも、知りたかった原作に関する情報は何もありませんでしたが・・。結局、ネットで調べました。

 まず、感心したのは、1時限目の「ダルマさんが転んだ」の血の代わりの赤いビー玉の演出です。三池流の恒例のグロテスクな演出がソフトになっています。パンフによると、「関係者に迷惑がかかるので」という監督の談話がありました。やっぱり、過激な演出で観客数が減ってたんだ(笑)。ダルマのデザインやトミーズ雅のダルマのアフレコもよかった。

 そして、続く2時限目の招き猫も面白かった。巨大な猫のCGは、それなりに上手く見えて、最後の危機脱出の一手も笑えます。「背中かい~いの」のセリフも笑います。ちなみに、アテレコは、前田敦子とのこと、少し見直しました。
 さらに、3時限目の「かごめかごめ」では、殺し方が少し過激になりましたが、露骨な描写はなく、まあ許容の範囲でしょう。いつものように吐き気までは起きなかったので(笑)。
 このエピソードでは、こけしの顔の絵が気に入りました。ただ、ゲームをクリアする方法は、少しやり過ぎくさい気もしますが、よく考えましたなあ。

 4時限目「嘘つき探し」のシロクマと5時限目「カンケリ」のマトリューシカには、なんか違和感があるとおもったら、原作には無い映画独自のキャラクターらしい。この脚本家のアイディアでしょうか、あんまり感心しません。やっぱり、子どもたちの遊びを死のゲームにするコンセプトをもっと活用してほしかった。缶けりなら、缶けりに相応しいシチュエーションがあるのではないでしょうか。不条理なテーマにしろ、ストーリーが不条理、でたらめなのは許せませんゾ。

 ともかく、あの神様が登場して、そのまま終わるラストは納得できません。第一、空中を飛ぶ巨大な立方体のCGは、あまりに安っぽすぎます。一昔前の、絵で描いて合成しているような映像です。これでは、神様役のリリー・フランキーが泣きます。この人、住宅の宣伝CMで、奥さんに頭が上がらない夫の役を演じて以来ファンなのです。不思議な存在感があります。今回も、ルンペン風の神様役自体は、よく似合っていますが、ストーリーがこれでは本当に勿体ない使い方です。
 もう少し、映画は、本づくりを大事にしてほしいものです。原作にはまだ他のエピソードもあるそうなので、続編をつくるつもりでしょうか、それなら見てみたい(笑)。

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