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2014年10月13日 (月)

アバウト・タイム 愛おしい時間について

 「アバウト・タイム 愛おしい時間について」は、人生を語る大人のドラマですが、いわゆるタイムトラベルを狂言回しの小道具に使っているのが、新味かもしれません。
 といっても、SF映画という範疇には決して分類されないでしょうねえ。ハートフル映画という分類にしましょう。 

 ストーリーは、極めて私的な小規模(?)のタイムトラベルの能力をもつ一族の父子の人生のお話なのです。タイムトラベル自体、暗いところで、ただ念じるだけという誠に簡単なものです。CGも必要ありません(笑)。
 いつも、日常的な失敗をやり直すために過去に戻るのです。
 そう、皆さんが、日常生活の中で、いつも思い、感じている妄想を映画にして、目に見える形にしたのです。見事なアイディアです。

 しかも、劇的なことは何も起こりません。あくまで、日々の暮らしの中の失敗を繕っていくのです。真にうらやましい能力です。
 主人公は、見た目も本当に冴えない、野暮な青年ですので、よくぞ、知的で可愛い彼女(レイチェル・マクアダムス)ができたものですよね。まさしく、タイムトラベルの能力のおかげです。もちろん、実際の人生は、こうはいきません。後悔だけが残るのです。
 そのリセットをなかなか味わい深く、人生のなにかをユーモアを交えてじっくり描いています。
 近頃のアメコミ映画とは一味違います。本当に映画でしか描けない物語です。

 それにしても、この監督さんは、もとは「ノッティング・ヒルの恋人」の脚本家ということですが、登場する友達や家族に奇妙な人が多い。これが、上流階級ではない、イギリスの普通の階層の人々の現実なのでしょうか(笑)。

 また、私の贔屓の性格俳優のビル・ナイ演じる父親がいい。とても、デイビィ・ジョーンズや吸血鬼を演じた役者とは思えません。それに、あんな館の隠居生活を楽しみたいものです。

 しかし、なんといっても、この映画の見所は、彼女のメアリー(母親のメアリーも味があるが・・笑)です。レイチェル・マクアダムスという女優さんは、過去どんな映画に出演していたのかなあ。プチ・ファンになりましたゾ

 映画のパンフレットが売り切れていたのは残念でした。ほんとうに、商売気のない劇場だこと(笑)。

<追記>

Img 翌週になって、売り切れだったパンフレットが補充されていました。早速購入です。やっぱり、紙の印刷物がないと駄目ですなあ。インターネットの記事だけでは、どうにも頭に入りません。レイチェル・マクアダムスが、「変幻自在の演技力で巨匠たちにも愛され、恋愛映画の女王という呼び声も高い」などという提灯記事にも納得します。なにせ、笑顔がチャーミングですから(笑)。

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