マイク・ヒルの狼男、その後
英国の映画会社ハマーフィルム製作の怪奇映画「吸血狼男」で、主演のオリバー・リードが扮した狼男を見事に模型化した、あちらの造型師の名匠マイク・ヒルのバスト・キットについては、以前、このブログ(2014.6.19)でその素晴らしさを紹介したところです。
このキットは、下ごしらえをして、最終の塗装に向けて準備万端のはずが、あろうことか、胸部と台座の仮り組み立てを試みていた時、弾みで台座の鉄格子を3本とも折ってしまったのです。材質が壊れやすいレジンだけに十分気を付けていたのですが、なんとも不覚でした。
重い胸部を支える支柱ですので、修復に苦労しました。単に接着剤だけでは強度が弱く、結局、真鍮の芯を入れて、なんとか原状回復に至りました。
さらに、普通の場合は、ゴテゴテした台座よりはシンプルなものを選ぶのですが、名匠マイク・ヒルの劇中の雰囲気を見事に表現した鉄格子と爪で引き裂かれた胸元、さらに白シャツの絶妙な配置に敬意を表し、今回はその台座も使うことにしました。
しかし、それだけではさすがに座りが良くないので、楕円形の木製ベースにその台座を載せることにしました。ところが、丁度の大きさの市販のベースが見つから無くて、結局、通販でやっと入手できたのです。
そんな、こんなで、塗装するまでかなりの時間を費やしました。
とはいっても、塗り始めたら、一気呵成です。昨日、ほぼ1日で終了です。朝から晩遅くまで、ただし、乾燥する時間もいれての時間ですから、実働時間はそんなにかかっていません(笑)。
では、お待たせしました。多分、誰も待っていませんが、どうか、ご覧ください。
おまけに、アップもどうぞ。
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