ID4のアタッカー
ID4とは、映画「インデペンデンス・デイ」のプロモーション用の略記であり、アメリカの独立記念日の7月4日に由来して4がついているとのことです。
この映画に登場するエイリアンの小型宇宙船戦闘機が「アタッカー」といいます。エイのような形で、そのデザインが気に入っています。’55年の映画「宇宙戦争」のウォーマシンを今風にリアルにアレンジしているのが好ましい。
この小型戦闘機以外にも、質量が月の1/4もあり、全長550kmもある巨大宇宙船「マザー・シップ」や各地の都市を攻撃した、直径24kmもある巨大円盤「シティ・デストロイヤー」など、なかなか魅力のある宇宙船が登場します。
さらに、エイリアンが着用する、まるでHG・ウェルズの「宇宙戦争」に登場するタコ火星人のような「バイオ・メカニカル・スーツ」も秀逸なデザインであり、「宇宙戦争」のウイルスにオマージュを捧げたオチも最高です。
まだまだCG技術の黎明期の中で、模型を多用した特殊撮影は見事です。最近のCG技術オンリーのアメコミSF映画に食傷の方は、どうぞ、DVDを再見してください。なかなか、面白いですよ。なにせ、私は昨日、再見したので、間違いはありません。
何故、今頃見たのか?
それは、映画に登場する「アタッカー」の色を確認したかったのです。実は、長年放置してあったプラモデル模型のキットを組み立て、塗装しようと思い立ったからです。
ところが、画面を見てもよくわかりません。日中、砂漠の上空で、ジェット機とのドッグファイトの時は、うす茶系の色に見えるのですが、エリア51に格納されていた機体は、照明のせいか、蒼いブロンズ系のようです。もう、しかたがないので、模型の箱絵と同じグレー系にしました。
塗装方法は、ラッカー塗料のグレイに、薄いダーク・イエローを重ね、さらに、筋目に薄めたエナメル塗料のゴールド&ブラックの流し塗りです。その後、体表をシンナーの布でふき取りました。このように、結構、手間をかけた割には、その効果は今ひとつです。
しかも、最後の最後に、黒い窓ガラスの板を接着材で付けた際、深く考えもせず、瞬間硬化剤を使ってしまい、あろうことか、窓周辺が白く変色してしまったのです。
もともとマシンの塗装は苦手なのですが、今回は大失敗です。無念。
悔やんでもしようがないので、ご覧ください。
これでも、細かな塗りは行っています。表面の無数の筋線を目を凝らしてご覧ください。
娘などは、出来上がりを見て一言「あれ、塗っているの?」。・・・・・やっぱり、あまりインパクトはないですかねえ。
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