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2014年7月20日 (日)

ダイバージェント

 「博学」や「高潔」などの5つの派閥に完全管理化された近未来の社会を描くSF映画で、女主人公がいずれの派閥にも属さない異端者(ダイバージェント)と診断されたため、敢然と支配層に立ち向かう、異端者にふさわしい超人的なレジスタンスのストーリーと勝手に思っていました。

Photo_2 ところが、予想は、やや外れ、このお話は、どうやらシリーズ開始のための序奏だったようです。何も取りえのなさそうな、政権を担当する「無欲」エリアの娘が、生涯一度の選択の儀式において、全く正反対の軍事・警察を担う「勇敢」という派閥を選んだことから、映画は、延々と過酷で陰湿な軍事訓練を描きます。

 近未来とは思えない、昔ながらの軍隊の訓練です。意地悪な教官、足を引っ張る仲間などにいじめられる中、気になる上官がしっかり助けてくれるという、まさにワンパターンの新兵物語と言ってもよい内容です。
 SF的だったのは、恐怖への耐性を調べる心理テストでの映像でしょうか。
 予想と全く違い、話がなんか変だなあと思いつつ、延々と観ていましたら、やっと終盤、ほとんど映画が終わったと感じるころ、主人公の異端者という正体が暴露され、何もせぬまま捕まって、あわや銃殺か、と思わせて、そこから反撃。あっという間に逆転です。
 以下、ネタバレ若干あります。

 しかし、結果としては、大事な人たちは殺され、一方、チャンスがあったにもかかわらず、支配者は殺さず、その自分自身は荒野の果てに逃亡です。全編150分もあったのに、期待の攻防はラストのわずか何分か、でしょうか。もう付け足しと言っていい尺でした。
 つまり、この映画は、今後のシリーズ化のために、ダサくひ弱な娘が訓練を乗り越え、一人前の兵士に成長するための過程を描いた映画だったのです。いわば、誕生編ですか?

 しかしながら、そんなにうまく続編が製作されるのでしょうか?興行の世界に次はないといいます。全体的に、ハンガーゲームの二番煎じというイメージですし、主人公の女優さんに今一つキレが感じられません。ボテッとした体型の田舎のお姉さんという印象(失礼!多分に役柄の設定のせいなのでしょう。)です。それより、何倍も印象に残ったのが、母親役のアシュレイ・ジャッドです。その真の姿を明かした時のかっこよさ、・・・無念。 

 余談ながら、購入した上記のパンフレットに掲載されている写真の画質がべらぼうに良いのです。印刷ではなく、もう生写真を載せているようです。ひょっとしたら、印刷技術の革新によって、パンフレットの世界が変わるのでしょうか。これは近い将来というより一刻も早い普及を期待したいものです。

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