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2014年7月16日 (水)

スマウグ

Photo_3 「ホビット 竜に奪われた王国」のDVDが発売されました。早速、購入して、この物語の諸悪の根源であるドラゴン「スマウグ」の姿を再確認しました。劇場の大きなスクリーンでの初見では、そのドラゴンのデザインには感心しなかったので、その記憶が間違いないか、念のために、じっくり眺めてみようと思ったのです。
 ところが、家庭の小さな画面(32インチ)でみると、ドラゴンの登場のはるか手前、もう幕開け時点から、ホビット世界の映像が、いかにもCGっぽく、やたら安っぽく見えるのです。劇場で観た時に受けた精緻な印象とのギャップが随分感じられます。
 これは、DVDを愛する者としては、かなりショックです。大スクリーンでは、どうしても観客の視線がその一部分しか見ていないせいかもしれませんが、小さな画面では、逆に、全体が見渡せ、人工的な作り物のような粗が見えるのです。これは、単に家庭用の映像装置のせいではないと思いますし、結局は、映画はやっぱり劇場で観るべし、ということかもしれません。(ちなみに、上の写真は、日本版の特殊撮影技術の解説映画雑誌です。) 

 さて、本題のドラゴン「スマウグ」は、やっぱり不細工なデザインでした。顔が必要以上にでかいのです。いや、エラの棘でそう見えるのです。その上、長過ぎる首が蛇のように動き回りすぎです。首長竜や雷竜などの首は曲がりませんし、鶴のような首の長い鳥類も、もっと優雅な動きです。
 いくら、想像上のドラゴンとはいえ、ろくろ首のような不自然な曲がり方のうえ、への字に曲がった受け口で人語をしゃべるのは、どうもいただけません。
 そういえば、映画「キングコング」の肉食恐竜のデザインもやっぱり恰好がよくありませんでした。どうやら、ピーター・ジャクソン監督の描く人間型以外の脊椎動物とは相性が悪いようです。

Photo ちなみに、このドラゴン制作中のデザインを集めた洋書が発売されています。本の題名も、ずばり、竜の名前である「スマウグ」です。中身を見ると、当初は、どうやら四本足に、背中から羽が生えている西洋のドラゴンという姿だったようですが、ホビットと話をするシーンのために、現在のような手が羽になっている翼竜タイプになったようです。
 この本を見ると、決定稿までには、様々なデッサンが多数描かれていることがわかって、なんとも愉しい気分になるのですが、アメリカでは、こういう映画の制作の過程、それも、登場するクリーチャーに限定した本が出版されることが羨ましくも妬ましいことです。本当に、アメリカ人の映画好き、モンスター好きには頭が下がります(笑)。

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