映画二本立て
昨日、週末の夜、久しぶりに映画二本立ての劇場鑑賞を敢行しました。
まず、1本目は、アメコミ映画の「X-MEN フューチャー&パスト」です。実は、前作の「ウルヴァリン SAMURAI」が余りに悲惨な出来でしたので、もうこのシリーズは観るのを止めようとしていたのですが、友人の映画愛好家が「何か腑に落ちないが、妙に面白かった.」という言葉に惹かれて、選んでしまいました。
この映画のミソは、精神だけを過去にタイムスリップさせるという新手のアイディアにつきます。この思い付きは、一般的なタイムトラベルを可能にさせる超能力という設定よりは、なんか説得力があります。(本当か?笑)
さらに、この突拍子もない設定を活用し、過去と現在を相互に見せながら、これまでに登場したX-MENの超能力者達をオールスターで出演させようという、誠に営業面での正しい戦略を立てているのです。なんとも、ファンにとっては、うれしい脚本、映画なのでしょうが、私のような、さほどファンでない者には、あざとい商売映画以外何物でもありません。でも、念動力の巨人ジーン役のファムケ・ヤンセンのカメオ出演はうれしいなあ。
残念なのは、敵脇役であった青色カメレオン女ミスティークの存在が、大きな役割をもったために、女優が「ハンガーゲーム」の主演女優に代えられていたのは残念です。ミスティークというキャラクターの人気は、爬虫類的ではあるが、全裸で変身するというボディの魅力だったでしょうに、今回は、色気のない青いスーツを着ているような印象です。
もっとも、配役で言えば、2大巨頭のプロフェッサーXやマグニトーの若き日を演じる俳優がイアン・マッケランやパトリック・スチュアートにまるで似ていないというのも笑えます。
それにしても、その他大勢のように登場する超能力者たちの中には、どんな超能力を使っているのか、全然わからないミュータントが結構いるのにも驚きました。あの光線銃を持つ黒人、ただ立っているような刺青男などなど、一体何をしているのかな?。多分、原作を読んでいないとだめなのでしょうね、きっと。
加えて、あのロボットは進化しすぎですよねえ。とても、人類の科学力でありません。逆にずいぶん興ざめでした。
最後に、友人の「腑に落ちない」というのは、多分、タイムスリップのパラドックスの後始末なのでしょう。何をやっても歴史の結果は変わらないという最近の主流の考え方をあっさりと希望的願望で放棄し、ハッピーエンドで締めていますが、あれで本当に論理的な矛盾はないのか、よくわかりません。真に妙に腑に落ちませんな。
なお、余談ですが、プロフェッサーXが未来の自分の姿を見たときに、次のセリフを是非とも言ってほしかった。「オレ、ハゲるんだ。」と。
さて、この映画が終了した5分後に始まったのが、「ノア 約束の舟」です。いやあ、この映画の思想は、なかなかきつかった。2本目に観るべき映画ではありません、まいりました。映像などは一見リアルに見えるようですが、人間が実際生活できるリアル感は完全に排除されています。宗教映画ですから、実は当然なのかもしれませんが、とても、日本人にはついていけません。まさに、狂信の意味を考えさせられます。
新約聖書の苛烈極まりない世界を徹底的に描きます。神の正義の非情さ、神の教えに忠実なノアの偏狭な人間像、他者への徹底した無慈悲さ、しかも、よく考えると、無垢な動物達という教えは、神の視点から見たら科学的には無知蒙昧ですよね。嗚呼、八百万の国、日本に生まれて本当によかったと思います。
以上で、この映画へのコメントは終わりです。とても、とても疲れました。


余談どころか、「次のセリフを是非とも言ってほしかった」がサイコーにウケました(笑)。
私は14日のサービスデーは、『わたしのハワイの歩きかた』(監督 前田弘二)を観てきました。
ハワイどころか沖縄さえ行ったことのない私が、その歩き方を知ろうはずもないのですが、観に行こうと思っていた10:10からの『ノアの方舟』を観ると13:00くらいになるので、頼まれた昼の買物が遅くなりすぎるから、こちらにしたのです(たは)。
『ノアの方舟』は、観に行くなら心して臨まないといけない感じのようですね。
投稿: ヤマ | 2014年6月15日 (日) 23時15分