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2014年5月 4日 (日)

アメイジング・スパイダーマン2

 4月に転職して以来、1か月ぶりに劇場で映画を見ました。いつもウザくてたまらなかった本編上映前の予告編などの宣伝がとても新鮮でした(笑)。予告編ではハリウッドゴジラに期待が高まります。
 ところで、今回、割引制度を活用した入場券を初めて使ったのですが、もぎり嬢(古い?)が免許証の提示も求めず、すんなり入れてくれたのは、やや複雑な気持ちです。

 

Img  さて、前段が長くなりましたが、このスパイダーマンの新たなシリーズの第2作目は、内容的にどうなんでしょうネ。漫画のアメコミを純文学作品に仕立てようとでもしているのでしょうか。なんか、深刻ぶって面白くありません。悪をやっつけるヒーローが常に恋人の身の危険を案じているという設定はもう飽き飽きです。 

 ここから、ネタばれになりますので、ご注意ください。
 第1作目で、恋人の父が死ぬのですが、その父親が死に際に放った「付き合うな」という一言で、主人公は常にその亡霊に悩まされており、映画のラストでは、悪漢にさらわれた恋人を助け損なって、結局ヒロインが死んでしまうという驚くべき結末が待っています。もう、スーパーヒーローのお話ではありませんな。
  確かに、恋人役のエマ・ストーンの容姿は、わずか2年前の第1作の初々しさをすっかり失っており、ヒロイン役交代のためという製作サイドの意図もわかる気がしますが、できたら違う方法で退場させてほしかったなあ。しかし、この女優さんを第1作で美人と感じた自分がとても信じられません(反省)。加えて、スパイダーマン役の俳優までもがすっかりおじさん臭くなっているのですから、このシリーズの行く末が案じられます。

 それにしても、何故、アカデミー賞俳優、ジェイミー・フォックスが出演しているのか、よくわかりません。実は、子供の時から電気人間エレクトロのファンだったとか?(笑)。やはり、巨額の出演料なのでしょうねえ。昔からのハリウッド大スターのお遊びかもしれません。一方、個人的にうれしいのが、「クロニクル」で売り出したデイン・デハーンです。ライバルのグリーン・ゴブリンとして、その持ち味(笑)をよく出しています。多分、こんな役ばかりオファーが来ているのでしょうねえ。

 総じて言えば、アメコミの映画化は、全体的にもっと明るい話にしてほしいなあ。「ダークナイト」の監督クリストファー・ノーランの悪しき影響なのでしょうか。サム・ライミ版の爽快さが懐かしいなあ。そういえば、やっぱり、前シリーズの第2作目が一番の傑作です。あの上半身裸の中年太りのおっさんのオクトパスが忘れられません。その意味では、本作の前采と食後のデザートのように登場する悪役ライノの調子を全編で繰り広げてほしいものです。

 見どころとして、CGの進歩ぶりに感嘆したことを報告します。冒頭の恒例スパイダーマンのジャンプシーンは、かつてサム・ライミで驚愕した場面ではありますが、もうすっかり見飽きたものの筈だったのに、よく見ると、今回、赤と青のスーツが風圧によれて、僅かにはためいている処まで表現しているのですから、その小技に座布団一枚差し上げます。

 最後に、エンドロールに差し込まれた「Xメン」のようなシーンは何ですか、アレ。またもや、「アベンジャー」のような合作なのでしょか。スーパーマン対バットマンの企画もあるそうですので、もう何が何やらわかりません。(怒っているのですゾ)アメコミブームも、そろそろ限界でしょうかなあ。

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