プラモデルの半魚人
久しぶりに、プラスティックの模型、すなわちプラモデルのキットを組み立て、塗装しました。といっても、やっぱり、お馴染み、大アマゾンの半魚人の模型(米国製)です。サイズは、26.5cmぐらいの小ぶりの大きさです。しかも、お気に入りの女優ジュリー・アダムスを抱きかかえた、黄金のポーズなのです。
このキットは、この道の凄腕モデラー達にものすごく評価が高く、ブログ等では、模型の出来として、映画に登場する半魚人の姿を極めて正確に再現していると絶賛しています。鱗の付きかたとか、頭部のえらの配置をはじめ後足首の棘とか、背中のヒレとか、もうとてもマニアックな細かな点を褒めているのです。
しかし、私には、どう見ても、チープに見えるプラモデルなのです。商品に付いている完成写真を見ても、映画の再現になっているとはどうしても思えませんでした。そのため、実は、このキットは一度購入したものの、そのまま手離していました。が、どうも気になりましたので、再び、同じキットを購入し、実際作ってみることにしました。
最近は、こういう生物系のキットでは、軟質のソフトビニールが主流で、硬質なプラスティックのモデルは珍しいので、かなり作業が難航しました。どうしても、胴体の横などに部品を張り合わせた隙間ができるのです。とりわけ、女体の線は致命的です。紙やすりで地道な作業を繰り返します。加えて、水着と肌の塗り分けには、もう細心のマスキングテープ張リが必要です。そして案の定、胸元が失敗しました。あんまり、見つめないでください。
色合いは、半魚人は、いつものラッカー塗料の銀色へのクリーングリーン(青と黄)で、色の濃淡も付けましたが、イメージより相当明るくなってしまいました。加えて、女性は、ガイアノートの塗料の肌色を使い、薄い白い水着とのコントラストに注意しました。いわば、美女と野獣の光り輝くイメージなのですが、正直、我ながら、あんまりいい出来ではありません。ただ、台座をつけると、なんとなくチープな中にもある種の味わいが出たような気がするので、当面そのまま陳列することとしました。
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