テルマエ・ロマエⅡ
「テルマエ・ロマエⅡ」は、前作のお笑いポイントをしっかり踏襲して、観客の期待通りの喜劇となりました。
しかも、グラディエーターの格闘などのアクションシーンは、日本映画とは思えないほど、きっちり過激に迫力ある映像になっています。どうも、湿気の多くぼんやりした日本と違って、ロケ地のブルガリアの気候のせいなのでしょうか、映像の空気が違うのです。それが画面の色にまで影響しているような気がします。まあ、気のせいでしょう(笑)。
また、現役の相撲取りから元横綱まで出演しているのは感心しますが、やっぱり、平たい顔族の珍妙な爺さんたちが圧巻です。浪越徳治郎は本物かと思ってしまいました。お見事。それにしても、白木みのるも松島ともこも元気そうで何よりでした。
しかし、やっぱりタイムスリップの際のオペラの演出が秀逸です。おっさんの嫁と息子が家?をおん出ていくのも面白いですが、 相撲取りの人形が水洗トイレで流れていくちシーンは、チープの極みで可笑しくて涙が出ました。涙腺を使ったのは久しぶりです。
ストーリーも第1作目よりうまく(お湯に)流れるようにできています。剣闘士に魔女狩りに、日本の温泉巡りと見せ場は盛りだくさん、そして、ラストは一体どうなることか、と思わせて、すんなり収めてしまいました。やっぱり喜劇はこうでなければなりません。
ああ、面白かった、難しいことは一切考えることなく、現世を忘れるひと時の至福の125分でした。丁度です。ごちそうさまでした。
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♪指圧の心は、母心~♪などと言いながら、モンローを指圧したことを自慢していたカノ御仁の親指と変わらぬ大きさの、あの指は、CGなんでしょうかねぇ(笑)。
投稿: ヤマ | 2014年5月 6日 (火) 22時04分