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2014年5月28日 (水)

ウルトラマン完全復刻BOX

 最近、本屋の店頭で、やたら初代ウルトラマンを特集した雑誌を見ることが多くなりました。「大人のためのウルトラマン」や「ウルトラマン白書」などなど。変わったところでは、「ウルトラマンの背中」という着ぐるみの背中ばかりを集めた書籍もあります。
 どうやら、一種のブームともいえる現象です。何故かな?。
 今の景気回復や内需の伸びを支えているのは、シニアの世代と言われています。丁度、子供のころ、ウルトラマンに熱中した世代が懐かしさで購入するのでしょうかねえ。Img_1868

 そうした中で、最近、「ウルトラマンの絵本」がボックス仕様で完全復刻されました。なんとも、漫画チックな絵柄の絵本です。テレビ放映時に、幼児でなければ絶対手に取らないようなものです。一体、誰が買うのか、と冷笑していたのですが、驚くなかれ、そのボックスに付属するオマケが恐るべき秘密兵器でした。

  皆さんは、当時の週刊少年マガジンの古書が一冊どのくらいすると思いますか?1冊数千円ぐらいかなあ。特に、ウルトラマンの特集記事がある巻は結構値が張るようです。
 私も、名物編集者大伴昌司氏の特集本で掲載される昔の雑誌の表紙などを見るにつけ、懐かしく思い出していました。

 その「週刊少年マガジン」と「月刊ぼくら」の表紙と特集記事を原寸大で、ほぼ完全にコピーした冊子がオマケとして付いているのです。
 まったく、なんということをしてくれるのでしょう。
 しかも、既にウルトラQのボックスまで発売されていたのです。そのうえ、人の足許を見るかのように、結構な値札を付けています。卑怯だぞ、講談社。出版するなら、オマケだけにしろ(笑)。・・・かなり悩みましたが、予約販売のみなどというデマも出て、ついに購入しました。 

 Img_1866
 しかし、実物を手にしてみると、原寸大の効果を思い知ります。懐かしさ度が半端ではありません。写真の色合い、構図、文字のデザインなど、もう感涙です。幸せだった、あのころが、さまざまな記憶とともに蘇ります。ちなみに、写真の箱の真ん中にあるのがオマケの冊子です。
 

 この復刻本は、本の形をしたタイムマシンです。買って悔いはありません。きっぱり、本当です。まあ、嘘だと思うなら、ぜひ、皆さんも買ってください。それなりに面白いと思います。

 なお、絵本は決して開いてはいけません。何故、今頃、こんなものを復刻しようと思い立ったのか、皆目見当もつきません。

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