フェバリット
琵琶湖のほとりに、「フェバリット」というモデルメーカーがあります。モデルと言っても、飛行機、車などの機械物ではなく、恐竜や魚などの生物のフィギュアが中心です。
左の図をご覧ください。これらは、このメーカーが発売した恐竜のデスクトップモデル(完成品)でして、サイズも長くても最大30cm弱までのお手ごろな模型です。硬く、一定の重さのある材質で出来ており、なかなか精緻な造りになっています。また、木製の台座が風格もあり、大変気に入ってます。
特に、赤い横線の下のエリアにあるティラノザウルスから14種類の恐竜が旧モデルでして、その大部分が廃版商品となっています。実は、赤いチェックが入っていないモデルについて、購入をじっくり構えていたら、いつのまにか廃版になってしまったものです。誠に惜しいことをしました。残念です。
赤い横線から上の商品が新しくリニューアルされた商品なのですが、どれも形や塗装がオモチャ、オモチャしている作りがどうにも気に入りません。
また、最近は、ビニールモデル製が増えてきており、会社の方針として、どうやらこわれにくく、お子様が手にとって遊べる商品に力を入れているようです。もちろん、これは単なる推測ですが、こんな状況では廃版商品の復活はありそうもありません。何故、こんなことになったのでしょうね。売れなかったのかなあ? 残念なことです。.
なお、恐竜シリーズには、このデスクトップのほか、スケルトンシリーズもあります。ティラノザウルスの骨格モデルは傑作です。
さらに、古い復元画を基にしたオールド・シリーズがあります。これは、私たちが子供頃に馴染んだ恐竜をモデル化した見事な作品です。つまり、尻尾は地面を引きずり、垂直型に闊歩する、懐かしの恐竜の姿です。
このほか、このメーカーには、ディスクトップのシンプルな魚類のフィギュアが発売されていたのですが、これもほとんどが廃版にされ、新製品は、ごてごてした海底の岩などの情景装飾を台座に付けた、不細工な商品に変わってしまいました。この点も残念です。
できましたら、これまでの大人のための商品を再販して欲しいものです。
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