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2013年12月19日 (木)

マーシャン・ウォーマシン 宇宙戦争’53

1953年製作の映画「宇宙戦争」をご存じだろうか。SF小説の生みの親と言われているH.G.ウェルズの有名な小説「宇宙戦争」をジョージ・パルが当時の最新の特殊撮影技術を駆使して作り上げた傑作SF映画です。

2005年にスティーブン・スピルバーグが原作の設定に忠実な映画を製作したので、今やそちらの方が有名ですが、この53年版は、宇宙人(=火星人)の侵略物として、長年にわたり不動の評価を得ており、SF映画を語る上では欠かすことのできない古典でもあります。
 もちろん、今のCG映像に慣れた目には、ウォーマシンの上にピアノ線が見えたりする粗はありますが、そうした瑕疵は作品の価値にはなんのマイナスにもなりません。ストーリー、演出、映像、効果音など、どれをとっても素晴らしい。

H251218_0051 そして、なにより人気なのが、火星人のマーシャンウォーマシン(円盤型戦闘機械)の秀逸なデザインです。金色に輝くエイのような円盤型の本体と、その流線型の背中からコブラの鎌首のような触角が1本生えています。そして、赤く光る目で獲物を探すのです。 
 しかも、小説では、3本足で歩く戦闘マシン(トライポッド)だったのが、この作品では、3本の磁力線で空中を浮かぶように移動します。
 実のところは、3本足の歩行シーンが、当時の技術で困難だったため、光をだして浮遊する設定に変えたそうです。このおかげで、20世紀初頭の原作を科学知識が一段と普及した現代(
1953年当時)に設定変更したこととあわせ、観客によりモダンな印象を醸し出したような気がします。
 なお、スピルバーグ版は、原作の3本足のトライポッドに戻って、巨大怪獣的な迫力を醸し出しています。CGとはわかっているものの、その破壊力は誠にすさまじい迫力です。さすがは、スピルバーグ作品です。

H251218_0171 ともあれ、このマーシャンウォーマシンは、SF映画史上、十指に入るデザインというのは衆目の一致するところです。
 エイ型の流線型ボディのスタイルは、艶めかしくも、妖しく輝き、もうぞっこんです。頭上の触角もあの毒々しいほど赤い複眼は、電子音の効果と共に、悪夢に出てくる一つ目のサイクロプスの恐怖の象徴となります。

 このデザインをハリウッドで日系のデザイナーが描いたと知った時は、当時、子どもながら低い鼻を高くしたものです。そういや、当時の子ども科学絵本や雑誌などには、よく流用されていました。

ちなみに、このマーシャン・ウォーマシンは、これまでもアメリカのトイメーカーなどから模型やプラモデル・キットが数々販売されています。私も大小保有していますが、今回ご紹介するのは、模型としては決定版とでも言うような、大きさが全長45cm、両翼50cmもある大型モデルです。結構、重量もあるので、机の上に気軽に飾るということにはならず、いつものごとく押し入れの肥やしになりそうです。

ところで、SF映画史に残る架空機械のデザインといえば、どんなものがあるのでしょう。以前、ロボットを選出しましたので、今回は、ロボット以外の乗り物や作業用マシン等のベストテンを独断と偏見で思いつくまま選んでみましょう。
 以下、順不同です。

 1 宇宙戦争’53  マーシャン・ウォーマシン

 2 海底2万哩 ノーチラス号

 3 サンダーバード サンダーバード2号

 4 2001年宇宙の旅  精子型の宇宙船ディスカバリー

 5 エイリアン 遺棄船(ジャガーノート)

 6 エリジウム 小型シャトル・・・・一目ぼれ

 7 インディペンデンス・ディ 母船+小型船

 8 エイリアン2 パワーローダー

 9 宇宙戦争’05 トライポッド

  10 海底軍艦  海底軍艦轟天号

  番外1 サンダ対ガイラ メーサー殺獣光線車

  番外2 マトリックス タコ型の探索機(センチネンタル)

 

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