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2013年11月16日 (土)

マラヴィータ

Img  「マラヴィータ」とは、イタリア語で裏社会の意味だそうで、劇中では、愛犬の名前にもなっています。さて、昨日公開された映画は、リュック・ベッソンがマーティン・スコセッシを製作に迎えた、ロバート・デ・ニーロ主演の作品です。共演は、ミシュル・ファイファーと宇宙人トミー・リー・ジョーンズですから、かなり期待しておりましたし、その期待は裏切られることはありませんでした。

 お話は、マフィアの元ボスが大ボスの罪を証言したため、妻と二人の子供たちを連れ、FBlの証人保護プログラムを受けながら、何故か南フランス地方を転々としているのですが、行く先々で揉め事を起こし、ついには、追っ手のマフィアの殺し屋軍団と対決するという内容です。

 ロバート・デ・ニーロの元マフィアのボスという役柄は、これまでの映画歴を踏まえたものであり、ショーン・コネリーの元英国諜報員や高倉健の刑務所帰りなどと同じく、思わず、大向うから声を掛けたくなるような風格があります。しかも、シリアスな作りではなく、徹頭徹尾、荒唐無稽でコミカルな活劇風のホームドラマ?になっています。殺人、暴力など過激な描写もありますが、意外にカラッとしており、面白い作品に仕上がっています。

 一方、デ・ニーロが冒頭から引き起こす最悪の厄災が、何故、警察沙汰にならないのか、などと突っ込み処は多々ありますが、それを論うことこそ野暮というものでしょう。
 些細ではあるが、腹立たしい世の中に対する、ベッソンらしい皮肉たっぷりの現代の御伽噺であり、理屈ぬきで楽しむのが正解でしょう。その意味で、この作品は、まさに快作と言えます。私、実は、あんまり、ぼうーと見過ぎて、細部を忘れてしまいました(笑)。

 共演では、ミッシェル・ファイファーは、最近あまり作品に恵まれていなかったような気がしますが、切れるとスーパーを有り合せの材料で爆破してしまうなど、とんでもないギャングの妻の役を貫禄を持って演じています。包丁を持たすと本当にこわい。
 また、美人だが、やたら腕っ節が強い長女を演じるのが、ディアナ・アグロンです。この女優さんは、どこで見たことがあると思っていたら、「アイ・アム・ナンバー4」のヒロインでした。すっかり、忘れていました。テニスラケットが衝撃ですヨ。
 加えて、長男役の少年は、腕っ節はからきし弱いものの、生徒や教師の弱みや特技などの情報収集等を通じて学校を裏から牛耳る役柄がなかなか面白い。頭脳派です。
 一家を警護・監視する二人のFBIの職員も、その頼りなさをうまく演じており、好感がもてますが、そのボスのトミー・リー・ジョーンズが少し精彩を欠いています。まあ、見せ場が少ないので、やむ得ないところでしょう。その代わり、2人の子供が大活躍です。

 最後に、パンフレットには、名前も存在すら記述がないのですが、デ・ニーロ一家をつけ狙う凄腕の殺し屋が良い味を出しています。誠に凶悪な顔をした巨躯の持ち主ですが、ネットで調べると、多分、ヴィンセント・バストーレという俳優さんのようで、この人の持つ凄みが、襲い来るであろう危機感を一層高めていたような気がします。そして、ついに、映画の終盤、黒尽くめの殺し屋軍団が一家の居る町にやって来るのですが、そこは喜劇ですので。・・・おっと、これから先は映画でご覧ください。

 
 

 

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