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2013年9月15日 (日)

ウルヴァリン SAMURAI

 ヒュー・ジャックマンが扮するXメンの最強のミュータント、ウルヴァリンが、日本で本当にロケして、我らのさむらい真田広之と戦うというお話には、日本人の男なら、誰もが低い鼻を高くしたくなります。
 実はあんまりXメンは好みじゃないのですが、前作の「ウルヴァリン X-MEN ZERO」で、ウルヴァリンが実は南北戦争時代から生きている不死身のミュータントだったというお話がなかなか良かった(ただし、前半だけですが・・)ので、日本を舞台にどんな物語になるのか、ある程度の日本文化への誤解はやむ得ないと思いつつも、密かに結構期待していました。

 ところが、この映画の舞台の日本は、予想をはるかに超えるハズカシイ世界でした。ハリウッドの日本への理解は全く進んでいません。
 フジヤマ、芸者こそありませんが、やくざと忍者と鎧武者、そしてラブホテルとパチンコの国なのです。それにナガサキの原爆のエピソードには驚きました。
 予告編で期待した、芝のお寺での日本式葬式のシーンは、単に喪服の女を登場させたかっただけなのだろうと、思わず思ってしまいました。
 そして世界に誇る新幹線も、ミュータントと互角に戦うことができる(笑)生身のヤクザとの高速アトラクション(とても格闘アクションには見えません。)の場でしかなく、ストーリーの辻褄も全くあいませんし、アクションシーンも場数を踏むだけで、限りなく低調、しかも、あいかわらずの日本の風呂や剣道場付きの回り廊下の豪邸セットであり、こんな間取りは、どこにもないぞと思いながら、最後に至っては、天守閣仕様の高層ビルでの戦いです。嗚呼、情けない。
 しかも、日本ロケしたはずなのに、「ブレードランナー」のワカモトの広告へのオマージュや、いつもの珍妙な日本語が飛び交います。 
 なんだか、日本文化への誤解が、昔よりひどくなっているような気さえしますが、これは日本の漫画が世界に広まったせいなのでしょうか、まったく驚きます。映画の中では日本まで飛行機で14時間という台詞がありましたが、依然として遠い国です。
 口直しに、あの「007は二度死ぬ」をもう一度観てみたくなりました。

 それにしても、真田広之さんは、何故、あんな情けない敵役で出演したのでしょうか。思わず、オファーの際、ホンをきちんと読んだのですか、と問いかけたくなりました。ファンであり、殺陣が巧いだけに本当に残念です。

 また、共演の日本人女優さんは、いずれもアメリカで活躍するスーパーモデルらしいのですが、演技経験がないようで、あまりにも素人。しかも、赤毛の人は、なんだかジャガイモのような感じタイプなのですが、これがアメリカ人の日本女性に対する一般的なイメージなのでしょうか。日本国内には、美人の女優がたくさん居るぞ、と声を上げたくなりました。

 結論としては、この映画は、パラレル日本の、トンデモ映画。昔で言ったら、国辱映画と言われるかもしれません(笑)。まず、映画の存在を一刻も早く忘れましょう。

 「各々方、これは夢でござる。」・・錦之助の声が聞こえました(笑)。

 

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