サイクロプス 概成
下塗りして放置していたキットの中で、最後に残ったのは、大物サイクロプスのレジンキットです。手製の台座を入れると、高さ38cmもあり、なかなか手がつきません。
とはいうものの、今回、夏休みの宿題の仕上げとして、塗装作業に入りました。
サイクロプスは、これまで何度も塗装した経験があるのですが、いまいち体表の色がしっくりきません。映画「シンドバット7回目の航海」の映像が色あせていることにくわえ、場面場面で色が微妙に異なっているのです。
そのため、これまで、体表は、上半身はオレンジ色系で、下半身は焦げ茶色(ダークブラウン)に塗っていました。しかし、どうも上半身は、もっと黄土色(イエロー系)に近く、下半身はもう少し明るい茶色系(ブラウン)ではないか、と見定めましたので、その方針で今回はチャレンジしました。
塗装経過は、初日に、上半身は、ラッカー塗料のダークイエローをベースに、同じくラッカーのクリアオレンジをエアブラシで吹いて、濃淡を付けました。2日目の午前中は、下半身をラッカーのブラウン塗料を吹きました。驚くほど明るい色です。さらに、ブラックを混ぜたブラウンで濃淡をつけます。
午後は、その基礎塗装の次に、エナメル塗料のオレンジを使って、上半身は、体表の皺に沿って、筆塗りです。今回は、細筆での部分的な塗りにとどめました。下半身は、毛の波にそって、エナメルのクリアのオレンジ、ブルーの混合塗料を大筆による筆塗りです。
最後は、目の玉ですが、ラッカー塗料の白地部分に、エナメル塗料のスモークでの瞳の円、その中につや消しブラックの核と外周を描きます。なかなか順調でしたが、締めに、クリアをのせたところが、やや下地が滲んでしまいました。嗚呼・・・と、天を仰ぎましたが、まあ、いいか。
夜中に概成です。どうせ、右手にぶら下げるシンドバットのキットは作りませんから・・・(多分)。では、ご紹介します、赤パンツの一角獣です(笑)。どうも、予想以上に下半身が赤くなりました。(やっぱり、こげ茶色が正解でしたか?)
ちなみに、右手に何かも持たそうとして、食玩のオマケ、人魚のミイラを持たしました。猿に鮭の尾ひれをもつモンスターですが、丁度尾ひれが曲がっていて持たせやすい(笑)のです。江戸時代の贋作(猿と鮭の合体)ですが、こんなものまで食玩で作っていたのですから、日本のフィギュア文化は底が深い(笑)。
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