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2013年9月21日 (土)

マリーゴールド・ホテルで会いましょう

 「踏み出しさえすれば、老後は波乱万丈なのだ。」という友人の映画愛好家の手になる地元新聞の宣伝コピーに心動かされ、ご丁寧な招待もいただいたこともあり、上映会場に足を運びました。ありがとうございます、この場を借りて御礼を。
 さて、この映画は、人生の終わりに近づいた英国人7人が、インドの伝統あるボロホテルにほとんど騙されて滞在し、そこでの様々な経験を通して、新たな人生の再出発をするというお話です。

 ハリウッドお得意のグランド・ホテル方式の黄金のストーリーであり、英国の芸達者が出演しておりますので、これはもう面白くないはずはありません。
 あの嫌みな女Mのジュディ・デンチに初めて好感をいだきました。もっとも演じた役柄には一寸と違和感がありますが(笑)。そして贔屓のビル・ナイも珍しく気弱で恐妻家の元役人を楽しげに演じています。「30年働いてこんな暮らし?」という妻の発言は他人事じゃありません(笑)。その妻の異国の地に馴染めない孤独感は個人的にはよくわjかります。そして、一番の儲け役は、マギー・スミスかな?車椅子の嫌みなオールドミスから一転してあの最後のかっこよさは素晴らしい。さすがに芸達者な名優さんです、それぞれ、持ち味の異なる役柄を嬉々として演じているようです。

 それにしても、やっぱり英国人にとって、英国がインドの元宗主国だったというある種の強い思い入れがあるように思えます。そうでなければ、とても片道切符では行きません。
 そして、インドといえば、やっぱりカースト制、出身地別の差別まで登場しますが、併せて、イギリスの階層社会もさらりと批判しているところは、うまい。さらに、英国人の優越意識などもきっちり描いています。
 映画は、こうしたインドの混沌の中で、母と息子の嫁、退職後の離婚、おいらくの肉食系恋など、人生の様々な有り様を、笑いと涙をうまくブレンドして描いています。見事な作品でした。

 最近、こうした一般映画を見る機会が増えています。映画自体は大変面白いのですが、困ったことに後を引くのです。いろいろ身に詰まされ、余計なことを考えてしまうので、面倒なのです(笑)。足を一歩踏み出したのかな?
 いやいや、今日は、気分を変えて、頭を使わない絵空事で娯楽一辺倒な映画を観に行こう。

 

 

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コメント

ご覧くださり、ありがとうございました。
セレクト自体には関与していないので、時に紹介に苦心するのですが、今回はうまくいったようで嬉しいです。

 >「30年働いてこんな暮らし?」という妻の発言は他人事じゃありません(笑)。

ここ、絶対に反応なさると思ってました。ビル・ナイ贔屓と伺ってましたし(笑)。

後を引く映画、いいじゃないですか!(笑)
その引いたものをブログにアップしていただき、一粒(一本)で二度楽しませてください。

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