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2013年8月18日 (日)

ホワイトハウス・ダウン

Img  つい最近観た「エンド・オブ・ホワイトハウス」も結構楽しめましたが、この「ホワイトハウス・ダウン」は、ローランド・エメリッヒ監督だけに、ホワイトハウスを破壊する映画を過去に経験した分、何枚か上手です。

 まず、なにより、敵の設定が良い。絵空事の北朝鮮よりは、実際、ありそうな軍需産業の陰謀説のほうが説得力があります。
 そして、大掛かりな爆撃機の攻撃などではなく、用意周到な少数精鋭の突入(?)がリアルです。まあ、その分、前の作品と比較して徐々にゆっくりとホワイトハウスが壊れていくのですが、大統領専用車のカーアクション、大統領専用機、もちろん、専用へりまで、しっかり破壊されます。さすがに「壊し屋」の異名をとるエメリッヒ監督です。

 しかし、この映画でなによりの活躍をするのが、ジョーイ・キング扮する主人公の娘です。この子役の女優さん、どっかで見たと思ったら、「ダークナイト・ライジング」で絶望の穴を這い登る子供を演じていたようです。この映画でも、才気煥発、政治オタクで大統領を尊敬する勝気な娘を演じています。犯人を携帯で撮影して動画サイトに投稿したり、何百万人の命のために自分の命をあきらめたり、最後は、とんでもない英雄的な行為まで成し遂げます。
 奴隷から大統領に出世したジェイミー・フォックスをはじめ、主演のチャニング・テイタムを完全に喰ってしまいました。もっとも、この主演の男優さんは、良く知りません。はじめは、どうしようもないダメ男が、娘が危機に巻き込まれた中で、まさに「ダイ・ハード」ばりに活躍します。何度も助かる機会を絶妙につぶしながら、アクションの見せ場をつないでいくのですが、敵の精鋭陣が世評や悪党面の割に抜けていたのが救いでした(笑)。

 ところで、やっぱり「ダイ・ハード」ばりに、マスコミの無神経な報道により危機に陥るシーンがあるのですが、そのことについてラストでも何のお構いもなし。これはいけません。時代が変わったのかナ。
 さらに、娘の英雄的な行為にしろ、勝手な判断をするパイロットも軍法会議もので、ありえません。しかも、モンローの地下道のあの爆発は、あまりにもご都合主義です。この辺は、まったく豪腕エメリッヒ監督ならではの辻褄合わせの独壇場です。困ったものです。

 しかし、全体的には、かなり上出来のアクション映画に仕上がっています。伏線も緩めながら張ってありますし、セットも心なしか丁寧に作られている気がします。アクションも、最初の「ダイハード」を髣髴させるような肉弾戦で頑張っています。なにより上映時間が短いのが良い(笑)。観に行って損はありません。

 余談ですが、この映画の主張、この大統領の理想が実現できたらいいナア、という気持ちはよく判ります。でも、やっぱり大統領でも殺されるという設定。こんな映画も、エメリッヒ監督のホラ話かな?

 最後に、パンフレットについて一言。もう、いい加減に、正方形の形はやめてほしい。買う者の立場に立って、是非、チラシのように、全配給会社で統一してほしいものです。形の珍奇さでお金出して買っているわけではないのですから、お願いします。

 

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ホワイトハウスを爆撃し、大統領を人質にし、米軍をコケにすることは、テロリストたちの夢だろう。ホワイトハウスが崩れ落ちていく様は壮観。映画の中でツアーガイドの男性ドニー(ニコラス・ライト)が分かりやすい解説をしてくれるから、ちょっとしたホワイトハウス通に…... [続きを読む]

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