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2013年8月31日 (土)

マン・オブ・スティール

Img  「マン・オブ・スティール」、その名のとおり、米国の誇る鋼鉄の男が、同等の力を持った敵とガチバトルを行うと、地球が壊れるぐらいの惨状になる。その戦いを最新のCGと凄まじい物量を持って徹底的に描いた映画でした。例えて言えば、漫画の世界だった悟空とフリーザの戦いを実写で描くとこうなるんだ、というような驚きがあります。次々と摩天楼が崩壊するシーンなど、まさに圧巻でした。
 正直、「パシフィック・リム」では勝てません。もちろん「アベンジャー」などめでもありません。圧倒的な映像と目が眩むようなスピード感に打ちのめされます。

 原作は、クリストファー・リーブ主演の映画「スーパーマン」と「スーパーマン2」を踏襲しています。ただ、リメイクと言うより、流行言葉で言うとリボーン、まさしく進化しているのです。
 しかしスーパーマンとしては、今回の主演の俳優さんより、やはりクリストファー・リーブが適役です。なんとなく、今回の俳優さんは悪役顔(すみません)で、笑うとよけい腹に一物ありそうな雰囲気がありますので、私たちの世代の正義の人のイメージではありません。もっとも、今の悩めるアメリカの風潮が求める人物像かもしれませんが(笑)。
 加えて、敵役のゾッド将軍も、旧作でテレンス・スタンプが演じたキャラクターが忘れられません。わずかな時間で世界を征服してしまってつまらないと言ったようなあの表情が秀逸です。新作では、顔の怖さと体のでかさだけ、と言ったら失礼かな。
 ただ、今回のロイス・レインは良かった。ご贔屓のエイミー・アダムスが演じており、やっとヒーロー映画に美人が登場したと喜んだ次第です。
 さらに言えば、旧作の「スーパーマン2」では、CGのない時代に、今回の戦いをけっこうリアルに描いており、その特撮技術の限界はあるものの、原型パターンはすべて揃っています。
 というわけで、スーパーマン映画としては、旧作の価値はいささかも失われてはいません。特に、あのサラ・ダグラス扮する女悪役も好きです(笑)。ちなみに、今回の同じ役(ゾッド将軍の副官)については、よく似たイメージの女優さんが演じていますし、西部劇のような田舎町に三悪人が登場するシーンにもオマージュが感じられまして、今回の製作陣には好感は抱いております。

 結論としていえば、これは、超人スーパーマンの映画と言うよりは、故郷の惑星から地球に逃げて隠れ住んだある宇宙人の成長物語と、地球を襲う宇宙人の侵略のお話なのです。スーパーマンのキャラクターを使ったばかりに、ややこしくなります。.かつて、ローランド・エメリッヒ監督が、レイ・ハリーハウゼンの「原子怪獣現る」をリメイクするに「ゴジラ」の名を使った(本人が公言したとの噂)ように、ファンに反発と混乱を招きます。
 話が脇にそれましたが、今回も、冒頭のクリプトン星のイメージが私にはどうしても馴染めません。クリプトン星と言えば、旧作のマーロン・ブランドの居る光の惑星のイメージが刷り込まれているのですが、今回は、鎧を纏った騎士や元老院という、ローマ帝国、いや、中世のような文明世界として描き、メカニックは、もう「エイリアン」の世界です。しかも、人が乗る巨大昆虫のような爬虫類も登場しますし、ラッセル・クロウまで居るのです(笑)。
 多分に、この設定は、スーパーマンのマント姿の理屈をつけようとしたためと推測しています。ローマ時代などでは鎧とマントは必需品であり、違和感はありません。しかも、あの服は鎧の下に着る下着だったのです。下着姿で活躍していたのです。また、Sマークは、当然、アルファベット文字のSに似た、紋章(家紋?)だったという設定です。無駄な理屈付けですよね・・。ただ、彩度を落とした色合いには納得です。

 些少な瑕疵をあげつらいましたが、一方で、二人の戦いのほか、ゾッド将軍達が地球に侵略してくるシーンなども圧巻です。巨大な宇宙船はもちろん、小型戦闘艇ではじめて人類の前に登場するシーンなど、「マーズ・アタック」と比較するのも変ですが、私のツボをしっかり抑えられ、随喜の涙が出るほど感動しましたゾ。

 では、スーパーマンの映画ではなく、悪者宇宙人の侵略に際して立ち向かった一人の宇宙人のお話としてご理解いただき、その圧倒的な戦闘シーンと破壊される町並みなどの映像をお楽しみください。何度も言いますが、圧巻です。

 

2013年8月25日 (日)

スター・トレック イントゥ・ダークネス 

 この映画「スター・トレック イントゥ・ダークネス」の予告編を劇場で何回見たことでしょう。「日本の皆さん、J.J.エイブラハムです。」という監督の四角い顔と外国人特有の早口のイントネーションは、ほとほと聞き飽き、見飽きましたので、本当は、今回、本番を見る気はあまりなかったのですが、週に一度のお楽しみとしては、現在上映中のゾンビ物よりはマシ、ということで劇場に足を運びました。

 と、その前に、TOHO劇場関係者に一言。あの予告編はなんとかなりませんでしょうか。毎回行くたびに、けっこう長い期間に渡って、同じ予告編を見せ付けられます。ほんとに食傷します。それに、東宝シンデレラの新人さんが紹介するハリウッドからの特ダネ情報についても、紹介はいくつかあるネタのうち、同じネタばかりの繰り返しです。このままでは、シンデレラの原石さんも磨かれることなく、そのままイメージまで悪くなるといらぬ心配までする始末です。それでなくても、地方の企業CMは永遠に同じものですから、なんとかご配慮いただきたいものです。
 と言うと、予告編は見なければ良いという人がいますが、直前にざわざわと席に来られるのは迷惑です。場内が暗くなって、本編を期待しつつ、次週以降の予告編などを楽しむ、あの上映前の異世界に入るための儀式と雰囲気を大事にして欲しいものです。・・・そんな人はもういないか(笑)。ポップコーンとおしゃべりの人が大半ですナ。でも、最低限のマナーとして、せめて、上映中の注意事項に、直前に席に着かないでという項目を入れて欲しいものです。もっとも、閉幕に関しては、スタッフ名のエンドロールが長すぎて、最後まで待てません。だって、あれは、SFXの仲間内の馴れ合い、マスターベーションのような気がします。観客に見せるものではありませんゾ。

Img_0001  さて、この映画のお話ですが、結論をいうと、予想外に楽しめました。時間帯の都合で、3Dで見たことが、かえって良かったかもしれません。
 実は、正直なところ、スター・トレックには、TVシリーズを見ていないので、大人気の登場人物や昔風のコテコテの宇宙人にもほとんど思い入れはありません。そのため、通のファンが感心するところの意味やネタがまったく理解できないのです。
 特に、前作については、マニア向けのエピソードが多く、私の評価はかなり低うございました。ファンの方には大変申し訳ありませでした。
 ところが、今回は、そうした基本的な知識がなくても、結構楽しめました。なにより、ストーリーに関して、一人の謎の士官を中心に、先の読めない展開がなかなかよく出来ています。まあ、あいかわらず、主演の艦長さんは、若造のままでしたが(笑)、意外に、トンガリ耳さんが頑張ります。でも、やっぱり、前の人も出てきます。この辺は、監督のファンサービスなのでしょうね、きっと。
 それに、聞くところによると、今回の悪役は、TVシリーズ史上でも、もっとも人気の高いキャラクターだそうですから、演じた俳優さんも注目されるわけですな。しかし、ロボコップの俳優さんも老けました。

 最後に、ネタバレになりますが、一点だけどうにも疑問なのです。(未見の方は読まないでください。)敵船から総攻撃を受ける直前、敵船内部に侵入した味方の妨害がなければ、まず間違いなく宇宙の藻屑となる、まさに絶体絶命の状況であるにもかかわらず、すべてを計算し尽くしていたカーンが、囚われのまま平然としていたのは、一体何をどうしようとしていたのでしょうか。まさか、鋭い洞察力で誰も知らなかった味方の侵入を見抜いていたということなのでしょうか?ここがどうしても引っかかります。この脚本の最大のネックです。・・・まあ、途中でアレッと思っただけですけど(笑)。

 でも、この映画は、スター・トレックのファンでなくても、全体的にとても楽しめる作品に仕上がっています。J.J.エイブラハム監督は、次のスター・ウォーズの監督に内定しているそうです。できたら、私のSW嫌いを直して欲しいものです。期待しています。
 

 

 

2013年8月18日 (日)

トリケラトプス

 先月改修が完成した塗装ブースを初めて使用したのが、トリケラトプスの下塗りです。
 この恐竜キットは、最近、オークションで購入したもので、中古の海洋堂製のソフビキットです。かなり古いキットですが、前の持ち主さんが、組み立て途中で放棄していたものを安くゲットしました。
 一念発起して、まずは、全部の部品を組み立て接着しました。次に、首や手足のつなぎ目のパテ埋めです。そして、リニューアルした塗装ブースを使って、サーフェイサーを吹き付けました。これで、色塗りのための準備ができました。

 が、しかし、あんまり暑くて、外にも出る気がなく、塗装の準備をしたものの、これまでです。とても、これから、塗料を溶かして、エアーブラシで吹く意欲がわきません。やっぱり、模型づくりは、秋ですナ。もう少し涼しくなる時期を待ちましょう。
 では、とりあえず、これまでの工程をご紹介します。 H2507281_005_2

これが、ソフビキットをそのまま組み立てた状態です。サイズは、角から尾先まで39cmあります。

2508018_0011 継ぎ目にパテを盛り付け、わからなく自然な感じにします。出来は、まあまあですか。

H250818_0011

サーフェイサーを全体に吹き付け、塗装する準備が出来ました。これから、どんな色を塗ろうか、一番、楽しい時期でもあります。H250818_0031

 どうです、海洋堂製だけあって、面構えは、なかなかのものでしょう。スピルバーグ監督が映画「ジュラシック・パーク」の製作の際、一番好きだと言った恐竜です。もっとも、それなら、劇中で、死に掛けではなく、もっと生き生きと活動する様を描いてほしかったものです。
 それにしても、「ジュラシック・パーク」を初見したときは、CGの恐竜の映像に驚きました。まさしく、魂を取られた映画でした。確か、続けて2回見た記憶があります。
 私にとっても、こんなに魂を取られる映画は、そんなには多くありません。
 そして、魂を取られるとどうなるのか、というと、その映画が後を引くのです。関連資料を探したり、グッズを集めたり、時間と手間とお金がかかります。思えば、この模型なども、ジュラシック・パークの悪しき(?)影響なのでしょう。
 また、今度、時間を見つけて、私の魂の映画をピックアップしましょう。

海底二万里

Img_0001  ジュール・ベルヌの小説「海底二万里」の新訳が新潮文庫から出た、と博覧強記の大先輩からお聞きしたのは、去年でしたでしょうか。やっと、その新潮文庫上下2巻を買いました。
 ジュール・ベルヌは、ご存知のとおり、空想科学小説の草分けのような19世紀末の作家で、その様々な冒険話は、私の小学校時代の愛読書でした。丁度その頃、少年少女向けのベルヌ全集が発刊され、毎月(?)発売されるのが楽しみでした。確か、影絵のような挿絵が印象的な本でした。多分、実家のどっかにあると思います。

 さて、今回の新訳版は、かなり正確に翻訳されたようで、それぞれ巻末に、文中にある様々な固有名詞などに関して注釈がついています。上巻では50ページ、下巻では66ページにも及ぶ有様です。この夥しい注釈は、当時の博物学者から魚の学名まで記載されており、ここを読むだけでも楽しい限りです。

 そして、この小説で、やっと長年の疑問が解消されたのです。
 こどもの頃に読んだ本では、ネモ船長の潜水艦ノーチラス号を襲う海の怪物は、大ダコでした。ところが、当時公開されたディズニー映画の「海底二万マイル」では、大イカに代わっていたのです。その大イカとの戦いのシーンやノーチラス号のデザインの素晴らしさにすっかり魅せられたものの、当時の私としては、愛読書と違うことには、多少というか、かなり納得できなかったものです。
 ただ、今となっては、海の巨大生物と言えば、今のところ、ダイオウイカの方が信憑性も高く、ディズニーの慧眼だったともいえますが、何故、こんな相違が出たのか不思議でたまりませんでした。

 この新訳本の解説によると、どうやらベルヌは頭足類のイカとタコの区別が付いていなかったというのです。小見出しには、「大ダコ」と記していながら、文中では、ダイオウイカの足のことを記載しているような矛盾が見られるそうです。タコを食べない西洋人(南仏を除く)には区別がつかないのでしょうネ、納得しました。密かに少年少女向けの本の出版社の誤訳を疑っていたことをここでお詫びします(笑)。

 ちなみに、この題名の単位についても、原題は、「海底二万リユー」となっており、この「リユー」という単位は、実際は3海里(5.55km)に相当するようですが、ベルヌはそれを4kmとして換算しているそうです。また、映画の「マイル」は全く違う単位だそうでして、これまでの邦訳の例に従い、結局、日本の「里」=3.927kmを題名に採用したとか、本当に翻訳は難しいものです。

 なお、ディズニー・シーができたおかげで、以前のブログでもご紹介したように、我が家にノーチラス(オーム貝のラテン名)号の模型が増えて困ってます(笑)。今、新作の映画が作られている噂を聞きましたが、どうか、名作は、そっとしておいて欲しいものです。

H250818_006 ちなみに、我が家の廊下の一角に最近到着したのが、一番上の小さなタイプで約12cmのものです。依然として、最大級のタイプは、物置の奥深く眠っています。 

ホワイトハウス・ダウン

Img  つい最近観た「エンド・オブ・ホワイトハウス」も結構楽しめましたが、この「ホワイトハウス・ダウン」は、ローランド・エメリッヒ監督だけに、ホワイトハウスを破壊する映画を過去に経験した分、何枚か上手です。

 まず、なにより、敵の設定が良い。絵空事の北朝鮮よりは、実際、ありそうな軍需産業の陰謀説のほうが説得力があります。
 そして、大掛かりな爆撃機の攻撃などではなく、用意周到な少数精鋭の突入(?)がリアルです。まあ、その分、前の作品と比較して徐々にゆっくりとホワイトハウスが壊れていくのですが、大統領専用車のカーアクション、大統領専用機、もちろん、専用へりまで、しっかり破壊されます。さすがに「壊し屋」の異名をとるエメリッヒ監督です。

 しかし、この映画でなによりの活躍をするのが、ジョーイ・キング扮する主人公の娘です。この子役の女優さん、どっかで見たと思ったら、「ダークナイト・ライジング」で絶望の穴を這い登る子供を演じていたようです。この映画でも、才気煥発、政治オタクで大統領を尊敬する勝気な娘を演じています。犯人を携帯で撮影して動画サイトに投稿したり、何百万人の命のために自分の命をあきらめたり、最後は、とんでもない英雄的な行為まで成し遂げます。
 奴隷から大統領に出世したジェイミー・フォックスをはじめ、主演のチャニング・テイタムを完全に喰ってしまいました。もっとも、この主演の男優さんは、良く知りません。はじめは、どうしようもないダメ男が、娘が危機に巻き込まれた中で、まさに「ダイ・ハード」ばりに活躍します。何度も助かる機会を絶妙につぶしながら、アクションの見せ場をつないでいくのですが、敵の精鋭陣が世評や悪党面の割に抜けていたのが救いでした(笑)。

 ところで、やっぱり「ダイ・ハード」ばりに、マスコミの無神経な報道により危機に陥るシーンがあるのですが、そのことについてラストでも何のお構いもなし。これはいけません。時代が変わったのかナ。
 さらに、娘の英雄的な行為にしろ、勝手な判断をするパイロットも軍法会議もので、ありえません。しかも、モンローの地下道のあの爆発は、あまりにもご都合主義です。この辺は、まったく豪腕エメリッヒ監督ならではの辻褄合わせの独壇場です。困ったものです。

 しかし、全体的には、かなり上出来のアクション映画に仕上がっています。伏線も緩めながら張ってありますし、セットも心なしか丁寧に作られている気がします。アクションも、最初の「ダイハード」を髣髴させるような肉弾戦で頑張っています。なにより上映時間が短いのが良い(笑)。観に行って損はありません。

 余談ですが、この映画の主張、この大統領の理想が実現できたらいいナア、という気持ちはよく判ります。でも、やっぱり大統領でも殺されるという設定。こんな映画も、エメリッヒ監督のホラ話かな?

 最後に、パンフレットについて一言。もう、いい加減に、正方形の形はやめてほしい。買う者の立場に立って、是非、チラシのように、全配給会社で統一してほしいものです。形の珍奇さでお金出して買っているわけではないのですから、お願いします。

 

2013年8月14日 (水)

ウォリアーズ

 アマゾンのバーゲンは困りものです。3枚300円とか、というありきたりなセールを始め、結構大幅な値下げ率の目玉商品があったりして、しかも、あと残り数が1個となると、気になる商品は思わず買ってしまいます。これは今夏の猛烈な暑さのせい・・ではありませんよネ。反省です。

Img_0001  戯言はともかく、そうした商品の中に「ウォリアーズ」を見つけました。この映画は、以前、見たことがあるのですが、あんまり面白くなかった覚えがあります。

 お話は、ニューヨーク中のストリート・ギャング達が一堂に会したブロンクスの集会の最中に、最大グループの大ボスが暗殺され、その濡れ衣を着せられたグループ「ウォリアーズ」が、自分のシマであるコニーアイランドに逃げのびるものです。わずか一晩の、しかも地下鉄で約1時間の距離の間の物語です。
 設定は面白いものの、ストリート・ギャングというより、チンピラ・グループの素手が中心のチンケな戦いなのです。

 しかし、結構、世の中では評判が良くて、とりわけ、有名なロック・グループのように、顔をペイントし、野球のユニフォームを着てバットを振り回す、チンピラグループが有名です。フィギュアにもなっているようです。
 こんな状況もあるので、もう一度、きちんと見てみようと思い立ちました。

 今回、再見すると、夜のニューヨークの映像が冷たく美しい。蛍光灯の妖しさと無人の道路や荒廃した街並みが見事です。これは、キャメラマンの技が凄いと断言できます。
 その映像に騙されたように、何か起こるかもしれないと期待を抱きながら、最後まで見てしまいました。結局、あんまり大した戦いも結末もありませんでしたが、見ている間の自己妄想的なスリルはなかなかのものです。これだけは十分楽しめます。

 ところで、ニューヨーク市の地下鉄は24時間動いているのですか? それに、地下鉄の改札も無人の如くとはこれ如何に? と考え出すと、夜も眠れません(笑)。

 
  

2013年8月12日 (月)

ジェイスン・ステイサム

 ジェイスン・ステイサムという男優さん、最近、すっかりアクションスターの地位を確立しました。あの引退寸前(?)の往年のアクション俳優をリサイクル(?)して出演させている「エクスペンダブルズ」の中で、唯一、現役スターの凄さを体現しています。

 これまで、彼の主演作のDVDをレンタルして、何作か見ましたが、いまひとつ、しっくり来ません。何せ、剥げた頭と顔の下部を覆う濃い髭のさえない風貌の親父です。
とは言っても、鍛えぬいた肉体が凄い。しかも、シュワルツネッガーのようにボディビルで作り上げたような人工的な筋肉ではなく、本当に格闘技で鍛え、筋金が入ったような肉体です。昔で言うと、「あしたのジョー」に登場する無敵のチャンピオン、ホセ・メンドーサのようです。少し、というか、随分古いですが・・(笑)。あの硬そうな身体は、ちばてつやの描く、鎧を纏ったメンドーサですゾ。

 まあ、古いお話はさておき、彼の出演する映画は、どれも、純粋のアクション映画ですので、私のストライクゾーンの筈ですが、どうも、イマイチ心が躍りません。
 その理由は、どうやら、映像のせいかもしれません。どの作品も、全体的に粒子が粗く、照明とか、カメラアングルなど全く考えていないような、ドキュメンタリーのような映像なのです。なんとなく画面が薄汚く見えて、雑巾で拭きたい様な気がします。多分、リアルな感じを醸成するための今時の表現なのでしょうね。それに、殺し方もいまどきなのでしょう、妙に無残です。

Img_0002  そこで、DVDのバーゲンセールを活用して、評判の高い作品を購入の上、じっくり鑑賞することにしました。
 まずは、「メカニック」です。精密機械のような殺し屋のお話です。この作品は、チャールズ・ブロンソン主演の「メカニック」をリメイクしたものだそうです。
 残念ながら、オリジナルのほうも、見たことはありませんでしたので、同じく購入して見ることにしました。

 さて、その評価については、また次の機会にお話しすることにしましょう(笑)。 

2013年8月11日 (日)

ヒーローたちのGUN図鑑

 アマゾンの中身検索機能とはなかなか面白いものです。「ヒーローたちのGUN図鑑」という、いかにも安手の銃器モノという本について、中身検索で、前文を見て心そそられ、ついクリックしてしまいました。つまり、衝動的に買ってしまったのです。

Img  現物は、271頁のオールカラー版で、見開きがセットで、右頁に映画、左頁がその映画に出てくる銃器という構成です。一番最初に掲載されているのが、コルトM1851ネイビーという、薬きょう式以前のパーカッション式の銃です。しかも映画は「続・夕陽のガンマン」という渋さです。
 それに、その解説を見て驚きました。公開当時、その考証が本場のハリウッドより正確だと言われていたそうです。さらに「イタリアは、スペインと同じく精巧なレプリカ実銃の製造と輸出で有名で、その影響でこだわりがあるそうです。」という記述には、セルジオ・レオーネ以外はマカロニの時代考証は滅茶苦茶と思いこんでいた私の認識とは全く異なりますので、正直とまどいましたが、レプリカ銃などの根拠には一定納得性もありますので、どうやら、私のこれまでの認識が甘かったようです。
 思えば、当時の「国定忠治がマシンガンを持っている」とマカロニウエスタンを評した故淀川長治氏のコメントの印象が強すぎましたか。
 ともかく、さまざな形の銃器が掲載され、ほとんど架空のSF兵器かと思っていたら、本当に実銃として作られていたものもあるのですから、驚きです。

 それに、作品としては、マイナーな「未来惑星ザルドス」まで出てきますから、誠にその作品選考も予想外で面白い。なにしろ、定番のダーディ・ハリーのマグナム銃をメインからはずすのですから、笑わせます。

 著者は、白石 光という戦史研究家だそうですが、映画にも造詣が深く、さまざな映画の公式プログラムに寄稿されることも多いといいます。しかも、鑑賞魚の雑誌や学校も運営されているなど多彩な活動をされているようです。いやあ、世の中にはいろいろな人がいます。

 さて、お待たせしましたが、私が心惹かれた前文の内容とは、映画での”死に様”のお話でした。
 この著者によると、1930年代は撃たれた人は胸を押さえてあっけなく倒れていたのですが、1960年代の「ワイルドバンチ」や「俺たちに明日はない」から、”リアルな”血糊の噴出 などの「踊り死」に取って代わられたようです。ただ、それは、どうやら、実際に戦争に行って本当の死に様を知った映画人がいなくなったからだと断じます。真実は、30年代の映画のように人はあっけなく死ぬようです。しかし、見栄えのする度派手な死に様が世の中を席巻するのですから、面白じゃないですか。
 また、1990年代になって、やっと「プライベート・ライアン」で、死に至る有様が正確に描かれ始めたと言うことも書かれています。

 さらに、アメリカでは、実銃を使っているので、反動の演技をしないとか、その意味では、日本のほうが、モデルガンを本物のように撃つ演技をしているそうです。確かに、あちらのメイキングなど見ますと、無造作に銃を撃つ真似をしています。その演技の絵に、音響やマズル・フラッシュ(発泡炎)などを付け加えるのでしょうね。・・これも納得です。
 ということで、その詳細を知りたく、買ってしまいました。まんまとアマゾンの戦略に乗せられたわけです。

 最後に、ひとつ不満を申し上げます。何故、黒澤明の「用心棒」を取り上げなかったのでしょう。スミスアンドウエッソンのアーミーモデル2、あの卯之助と坂本龍馬が使った銃を取り上げてほしかったものです。まあ、古銃の範囲かもしれませんが、名銃でしょう、あれは。

2013年8月 9日 (金)

パシフィック・リム

Img_0001  「パシフィック・リム」の初日に、早速、字幕版を見てきました。
 この映画は、怪獣映画というよりは、巨大ロボット映画といってよいでしょう。ともかく、日本アニメのお家芸である巨大ロボットが、実写で、しかもこれほどの規模で映像化されるとは誠にありがたいことです。

 まず、メカの格好の良いこと、また、操縦席や格納庫などのリアルなこと。とても邦画ではかないませんねえ。素晴らしいの一言です。とにかく、荒廃した佇まい、雰囲気は本当に凄い。撮影では、極力実物大のセットを作ったとか、まったく大資本のハリウッドにはかないません。

 その一方、期待の怪獣の方は、やっぱり、若干、違和感があります。
 海底から出現する設定などは、なかなかのものです。平成ガメラの設定にも似た、SF的に辻褄の合うように良く考えられたホンになっています。
 しかし、そのデザインが私の好みではありません。CGなのに、人が入った形にする必要はないと思うのですが・・・。色も、黒一色でなくても、もっと多様なほうがよいし、夜間や雨天、海中のシーンが多すぎます。などど、欲張りな文句を付けたくなります。・・もう少しすれば感情も落ち着くと思います(笑)。
 おかげで、筋立や都市部の戦いは、それなりに面白かったのですが、どうやら魂までは取られることなく、幕が閉じました。
 拾い物としては、菊地凛子の登場シーンが、監督が力を入れたシーンだそうで、なかなか良かった。日本人には見えなかったほど姿勢が良かったので、彼女を見直しました。

 なお、最後のエンドロールに出てくる「モンスター・マスター 本多猪四郎とレイ・ハリーハウゼンに捧ぐ」のメッセージには感動しました。

 さて、今年の夏も、もう終わりですか・・・。 

アダムス・ファミリー復活

Img  かつて大昔、少年マガジンの特集で、その存在を知ったアメリカの挿絵漫画「アダムスのお化け一家」。三本足の赤ちゃん用の産着を編んでいる女主人を描いたひとコマが忘れられませんが、その漫画を映画化したのが、「アダムス・ファミリー」です。

 この映画については、公開当時に劇場で見ましたが、さほど面白いとも思えず、続編も作られたにもかかわらず、特にビデオもLDも、ましてや、DVDも購入せずに今日に至っていました。

 実は、この「アダムス・ファミリー」のDVDは、長らく廃盤となっていたそうで、それが今回、めでたく復刊したそうです。・・・つまり、人気がなかった証明ではないか、と思いませんか(笑)。
 それはともかく、今回、鳴り物入りで廃盤商品が復活したのですから、まあ、ご祝儀と言うわけではありませんが、今回、DVDを買いました。というのも、あんまり、くだらない、肝が冷えるような愚かしい西部劇を見た直後であり、気分治しに、という程度の軽い気持ちです。

 今回、このブログでこの作品を紹介するのは、再見して、案外、面白かったゾという気持ちからです。アンジェリカ・ヒューストンの奥様(魔女)の演技が笑えます。そして、暗い長女役のクリスティーナ・リッチに存在感があります。監督は、後に「メン・イン・ブラック」を作る監督だそうですので、まあ、同じナンセンス路線ですナ。ドタバタと毒のある笑い、居間で見るにはぼっちり丁度です。TVドラマもあったそうですが、まさにぴったりな感がします。それに、見る側の体調もあるのなかあ、とも、寄る年波のせいか、最近つくづくそう思います。映画を見るには、見る方のコンディションも大事ですぞ。

 まあ、生きている手首やら、吠える毛皮、嵐を呼ぶ書物、加えて、どうみてもフランケンシュタインの怪物のような執事が登場するナンセンスな設定です。一昔前なら、PTAのおばさんが角を生やすような問題行動だらけですが、それがまさに風刺になっているのです。特に、続編(実はDVDのバーゲン品を買いました。)は、ボーイスカウトなどの健全な集団行動の行き過ぎた正義に対して、鋭く異を唱えています。・・・少し、褒めすぎでした。気楽に見てください。
 ともあれ、あの執事のデザインは、ユニバーサル・スタジオが持っているらしい(?)怪物の著作権に抵触しないのでしょうか?承諾を得たのかな?・・もっとも、原作の漫画からしてあのデザインでしたので、これは杞憂ですか?。

祝! モンスタージン創刊

H2588  このたび、「モンスタージン」という雑誌が創刊されました。タイトルのとおり、モンスター映画を中心にした映画雑誌です。表紙などは、あの有名なフォーレスト・J・アッカーマン氏のモンスター雑誌を彷彿させ、内容も、創刊号は、クリストファー・リー主演の「吸血鬼ドラキュラ」の特集ですから、この類の映画ファンの私としては言うことはありません。
 しかも、さりげなく「蛇女の恐怖」をはめるなど、英国のハマー・フィルムへの愛情を醸し出しつつ、先日、お亡くなりになったレイ・ハリーハウゼン氏への追悼の辞を掲げているところは泣けます。

 さて、この雑誌を編集されているのは、石田一さんという、知る人ぞ知るモンスター映画の愛好家で、アッカーマンやハリーハウゼンとも親交があったという凄い方です。これまでも、さまざまな書籍や雑誌を発刊され、あまつさえ、埋もれたSF・ホラー映画のDVD化に取り組まれており、私には、大変、ありがたい人です。

 今回、この本を見て驚きましたが、「吸血鬼ドラキュラ」の失われていた最後の幻のシーン(リーの焼け爛れた顔のメークアップが宣伝写真では有名だったが、本編にはなかった)に関して、フィルムセンターに保存してあった、当時の日本公開版にたどり着き、それが、英国ので完全版の発売につながったとか、東西を問わず、いかにマニアの力が凄いかを痛感します。
 思えば、同じ頃、大伴昌司編キネマ旬報臨時増刊「怪奇と恐怖」を見て、クリストファー・リーを知った私としては、石田氏の行動力とその一念に敬意を表します。
 ともかく、この雑誌が長らく続き、よりマニアックなお話がたくさん掲載されますよう、心から応援しております。頑張ってください。未見の方は、是非、お読みください。
 また、勝手ながら、できたら、クリストファー・リーの「ミイラの幽霊」の日本語版がDVD化されることも期待しております。

2013年8月 4日 (日)

ローン・レンジャー

 何故、莫大なお金を掛けて、こんな映画をつくるのでしょう。ジョニー・ディップと、「パイレーツ・オブ・カリビアン」の監督・製作メンバーが揃ったというふれ込みの「ローン・レンジャー」ですが、あの海賊シリーズの娯楽アクション映画の面白さ(相対評価)を期待したら、全くの空振りです。一言で言えば、ディズニー版「ソルジャー・ブルー」+悪趣味コメディです。・・・まったく笑えない映画です。
 火星のプリンセスを台無しにした「ジョン・カーター」もそうですが、本当に、ディズニーの実写映画は当たりハズレが大きいゾ。歴史は繰り返すのか、長らくヒットの出なかった、一昔前のディズニー不振の時代に戻ったようです。次の作品に期待しましょう。

 さて、内容を思い出す気もないぐらい、気持ちの悪い映画なのですが、あえて、少し言及します。
 まず、1933年(※)から過去の物語を振り返る形式も、疑問です。いきなりの違和感があり、私は、ここでこの映画の世界に入り損ねたような気がします。
 次に、ローン・レンジャーの設定です。主人公があまりに世間知らずで、神の使いの白馬が生き返らせる相手を間違えたとトント(ジョニー・ディップ扮するインディアン)が嘆くほど、どうしようもない馬鹿です。本当に、兄貴を生き返らしたほうが、二度目のインディアン虐殺もなく、妻と子どもが幸せになりましたゾ。ああ、超人的(?)な馬も馬鹿です。

 また、死んだ主人公を生き返らすインディアンの精霊がいる世界という設定で、観客は物語を観ているのに、精霊の使いのようなトントの生立ちが暴露されたら、なんの神秘性も面白味もなくなります。からすの帽子も、餌やりも、意味不明な言動も、単なるコケオドシだったのか、がっかりです。
 ましてや、人を殺して心臓を食うような、ならず者が相手なので、「ディビー・ジョーンズ」ばりに、なんらかの精霊的な仕掛けがあるとおもいきや、単に悪趣味、非道の世界だったのは、がっかりです。
 しかも、黒幕が、単なる人間の悪党ですから、劇中に何度も出てくる「何故、マスクをしているのか?」という楽屋落ちの台詞には、シラケを通り過ぎて、情けなくなります。この映画は、かつての人気TVドラマへの敬意はないのか?

 結局、この映画は、いかに、何の罪のないインディアンが、騎兵隊や鉄道会社などの白人達に虐殺され、迫害されてきたかを訴えたかったのでしょう。が、やっぱり、娯楽アクション映画に混ぜ込んでの主張はやめてほしい。
 それに、今の時代に、いかに、西部劇を作ることが難しいかを考えさせられました。今一度、何故、本場の西部劇が滅び、マカロニ・ウエスタンが勃興したのか、歴史をよく見て欲しいものです。しかし、そう考えると、タランティーノの「ジャンゴ」は、やはり、一枚も二枚も、上手ですナ。

 結論として、見世物映画の「ソルジャー・ブルー」が大嫌いな私としては、思い返すも腹立たしい、後味の悪い映画となりました。本当に、どこが面白いのでしょうか、さっぱり判りません。
 まあ、しいて言えば、ラストの11分の列車を使った大活劇でしょうが、ただ、どこかで見たことのある絵柄で、新たな感動は何もありません。いかに、大きな橋を本当に爆破しても、それだけでは感動に繋がらないことだけは、よくわかります。無駄な投資でした。・・・まったく「キモ(肝)サベ(寒)」な映画です。・・せめて最後は、駄洒落でまとめました。

追記
  ※1933年という年は、ローン・レンジャーのラジオ番組が始まった年だそうです。だから、ラジオ番組のファンの少年がマスクとカウボーイの真似をしていたのでしょう。・・映画チラシを見た友人が教えてくれましたが、普通、わかるか、こんなこと!!

2013年8月 3日 (土)

パシフィック・リム 公開1週間前

 いよいよ、「パシフィック・リム」の公開まで、あと1週間です。これだけ、映画の封切りが待ち遠しいのは、何時以来でしょうか。多分、こどもの頃の東宝怪獣映画を待ちわびていた頃以来、久方ぶりのことではないでしょうか。だんだん、完全なる子どもに戻りつつあるおじさんです(笑)。

Img  先日、発売された、この映画のビジュアル本、いわば、メイキング本ですが、当然、早速買い込みました。が、まだ、表紙をめくっておりません。かつて、といっても相当古い話ですが、「座頭市と用心棒」の公開前に、脚本を読んでしまって全く映画自体が面白くなかったという、苦い経験から、事前には、できるだけ映画の情報を入れないようにしています。おかげで、映画を観て、とんでもない勘違いをしていたことがよくありますが、やっぱり、それが一番です。予備知識は鑑賞の邪魔になります。

 しかし、それにしても、この映画関連の動きといえば、前述のマイ・ブームに比較して、世間的にはあんまり盛り上がっていませんね。米国で既に公開になっているにも、かかわらず、評判もあんまり流れてきません。
 それどころか、インターネットの「映画com.」の解説では、「あなたの偏見を取り除く・・」というタイトルで、疑問1「マニア向けなんでは?」、疑問2「怪獣が出てくるって、すごくB級映画っぽいんだけど」、疑問3「巨大ロボットと言われてもピンとこない。SF映画は特に興味はないし」以下、疑問4、5、.6と、想定問答が続きます。回答として丁寧かつ馬鹿馬鹿しいコメントが載せてあります。
 もうこれは、この映画は日本では客が来ないという前提で、まさにSF映画への「偏見」に対する弁解を連ねているのです。アメコミの映画は当たって、SF映画は当たらないのか。タイツを穿いたヒーローが良いのか、などと遠吠えても、どうやら、女性(多分?)には届かないようです。
 思えば、かつて、東宝の社長が、某雑誌で嘆いていました。「キング・コング(リメイク)が世界で唯一当たらない国」だと。まあ、その後に、「だからゴジラは作らない」と続くのですが・・(笑)。思えば、わが国の映画評論家も、双葉十三郎先生以外は、SF・ファンタジー映画やアクション映画には、とことん冷たい国柄なのです。
 ということで、この映画、公開前から苦戦のようです。デル・トロ監督の憧れた、日本の怪獣映画ファンはもうとっくに高齢化で絶滅しております。公開前から、平成ガメラと同じように、既に白旗を掲げたい心境です。
 ついでに、個人的にいえば、予告編で垣間見るKAIJUのデザインは、どうも今一つの印象です。こうした想いも、こんなに弱気になった原因かもしれません。まあ、12匹も出るらしいので、なかには凄いのが居るかもしれません。
 是非、皆さん、映画館に足をお運びください。興行主に成り代わり、よろしくお願いします(笑)。

 ・・・けっこう、事前情報を知っているって? えへっ、珍しく月刊雑誌「映画秘宝」を買ってしまいました(笑)。実は、ナイフヘッドも衝動買いしました。おかげで先ほどのデザインへの感想に繋がっています。やっぱり、事前の情報やグッズ収集は、全く良くありません。H2507281_001

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