日曜大工はつらいよ
いまは、日曜大工というより、DIYというのでしょうか、一念発起して、模型用塗装ブースの換気扇の換気ホース口をサッシ窓に取り付けようと思い立ちました。
これまでは、ベニヤ板に穴を開けて、サッシ窓に差し込んでいたのですが、長年の風雨に晒されて朽ち果てましたので、今回は、サッシ窓と同じアルミ板で換気の枠を作ってみようと思ったのです。
なにしろ、換気扇が使えないので、以前紹介したハリーハウゼン物を含め、下準備したまま放置している模型がいくつか転がっている事情もありました。
まず、ホームセンターで、サッシ用のアルミ板(1780円)を購入し、窓のサイズに合わせて、切断してもらいました。実際に窓にはめ込むと、サイズもぴったり。ここまでは、誠に快調でした。
が、いざ、板に取り付け用の四角の穴を開けようとして四苦八苦です。金切ハサミ(1146円)を新調したのですが、役に立ちません。アルミは、軽くてもやはり金属です、木材とは硬度が全くちがいます。
そこで、金属に開けるためのドリルの先(980円)を購入し、従前から使っている模型用のルーターで穴を穿ちます。なんとか要所要所に穴を開けたものの、そこから全く前進しません。ホームセンターの店員によると、金鋸で切ることが出来るというものの、とても手動では歯がたちません。
そこで、電動のこのジグソーを安売り価格で購入(3083円)しました。ところが、この電動ノコを使うための台座がありません。やむなく、ミニワークベンチ(2705円)まで購入する始末です。
やっと、作業の準備が整い、炎天下、屋外で電動ノコを使いました。ところが、思うようにはいきません。作業の騒音や金属の粉もそうですが、なによりノコを直進させることがいかに難しいか、まったく、恐れ入りました。切断のラインは、波状にのたうち、しかも、短い方の一辺は、アルミ板の凹凸のために、鋸状に牙をむいている状況です。惨憺たる有様です。
ただ、出来はともかく、まがりなりにも、アルミ板に四角い穴が開いたので、ほっとしたのもつかぬ間、わずかに穴のサイズが小さく、結局、換気パイプの口がはまりません。もう、ショックです。
どうしようか、迷っていましたが、世の中には、いろいろな機械があるものです。ハンドニブラーという、金属に穴をあけていく器具を発見しました。早速、アマゾンで購入(2800円)し、挑戦です。この器具は、穴をあけるといっても、少しずつ、金属板をサクサクとかじっていくようなものですが、今回の総仕上げには、打ってつけでした。逆に、今度は、調子にのって、穴を広げすぎて、はめ込んだ換気ホースがゆるむのです。もう、最後は、パテで穴の周りを固めてしまいました(笑)。
では、恥ずかしながら、完成した窓をご紹介します。なお、今回、新たに購入した器具の総額は、1万円を軽く超えてしまいました。Do It Yourselfは、金もかかるし、難しい。しばらく、日曜大工はお休みです。
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