殺したいほど愛されて
先日、初DVD化された「殺したいほど愛されて」を視聴しました。この映画は、レックス・ハリソン主演の名作「殺人幻想曲」をリメイクしたものです。主演を二枚目役者ではなく、ダッドリー・ムーアにして、ドタバタ調の喜劇に仕立てあります。
実は、この映画は、VHSは発売されていたものの、長らくDVD化されなかったもので、そのDVDの登場をやきもきして待っていました。何故かって?、もちろん、若き日のナスターシャ・キンスキーが、美人のイタリア妻の役で共演しているからです。
ストーリーは、世界的に有名な指揮者が、イタリア人の美人妻の浮気を疑い、嫉妬のあまり、殺人を計画するお話です。もちろん、ハリウッド流の喜劇ですから、そこは安心してドタバタ劇を楽しめばよいのです。
かつて観た記憶では、彼女の魅力だけがこの映画の一番のお勧めです。あられもない下着?姿に、仮装パーティ用の豚のマスクをした彼女は、一見の価値があります(笑)。ともかくも、いつも、ミニスカートで大胆に、愛する夫に迫る姿は、その裏で浮気をしていると思えば、ダッドリー・ムーアならずも、殺したくなりますネエ。是非、若き日の美女の旬をご覧ください。
しかし、家庭でDVDを再見していると、ナスターシャ・キンスキーの容姿に、あの狂気の実の親父の顔が重なります。やっぱり、似ていますね。思えば、美醜は紙一重のちがいでしょう。
やはり、映画を観る側のコンデションというのは、ありますねエ。こちらが歳を重ねた分、目が厳しくなったのか、心移りりしたのか、良くわかりませんが、想い出としてそっとしておくのが良い作品もあるということを再確認しました。
ちなみに、ハリウッド古典となっている「殺人幻想曲」は、既にDVD化されていますが、少々DVDの価格が高すぎます。以前にVHSで見た印象も、画質が悪く、さほどでもなかった?せいか、「多分、DVDも画質が悪いだろう」という、ぶどうに毒づくイソップの狐の心境になっています。ハリウッドの古典作品は、本当にどれも値段が高いくせに、画質や音質が悪く、積極的に観る気がしません。メーカーさんは、なんとか改善して欲しいものです。
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