シンドバット黄金の航海
レイ・ハリーハウゼンの「シンドバット黄金の航海」は、作品的には、「シンドバット7回目の航海」や「アルゴ探検隊の大冒険」より一段評価が低いのですが、出演する女優、キャロライン・マンローと登場するモンスター達が秀逸です。マンローの魅力については、また別の機会にしまして、怪物たちを順次ご紹介しします。いずれも、そのデザインが秀逸です。アメリカでは、人気も高く、現在も、模型キットが生産されています。
まずは、船の船首の女神像です。悪の魔術師の魔法によって、メリメリという木の裂ける音が聴こえ、動くはずもない木製の女神像が背中を裂きながら船から立ち上がります。まさに、「アルゴ探検隊の大冒険」のタロスの再現です。
次は、やはり、6本の腕を持つ「カーリー像」です。それぞれの腕に剣を持ち、シンドバットと戦います。片方3本の腕の剣が同時に振るわれるシーンは、観客の予想を超える驚きを与えました。まさに、骸骨剣士の6人分ですゾ。
さらに、お宝を護る、ライオンに鷲の顔と羽を持つ「グリホン」と、一つ目の半人半馬の「ケンタウルス」が登場します。「シンドバット7回目の航海」のサイクロプスとドラゴンの戦いの再現です。
最後は、魔術師が偵察に使うため、魔法で作り出した「ホムンクルス」です。人の身体に蝙蝠の羽をもつ人造生物です。これはもう、私のご贔屓の東映アニメ「シンドバットの冒険」に登場する蝙蝠ヘルバットの実写版です。今回、このレジンキットを組み立てました。大きさは25cmぐらいですが、台座の形の関係で、片足をあげたスタイルです。良く見ると、顔は、悪役の設定のためか、猿か、東洋人のような顔をしています。うーん、微妙ですな。・・・とりあえず、下ごしらえが完成です。
コメント