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2013年4月20日 (土)

東映動画アーカイブス

Img_10 フィギュア関係雑誌の特集号「東映動画アーカイブス」を入手しました。この雑誌は、日本で初めての長編アニメーションを製作した東映動画の初期作品のクレイモデル人形を紹介したものです。

 懐かしい「白蛇伝」や「少年猿飛佐助」そして、私の最もお気に入り、昭和37年公開の「アラビアンナイト シンドバットの冒険」などのクレイモデル人形が一同に会しているのです。

 クレイモデル人形とは、作画の参考のために作った、石膏製の人形です。よくディズニー映画では、こうした立体人形を使ったなどと紹介されていたのですが、東映動画でこんな手間を掛けていたとは思いませんでした。いつも、手抜きの安直な製作ぶりの映画に対しては「東映時代劇のようだ」などと皮肉っていましたが、ことアニメに関しては前言を撤回します。よくぞ、これだけの人形をつくり、今まで残っていたものです。東映動画から東映アニメーションに会社名が代わっているようですが、映画ファンとして、その作品の創造とその後の保存に対して改めて御礼を申し上げたい気持ちです。

 もっとも、記事を読むと、ほとんど作画の参考ではなく、宣伝に使われた(笑)とのことですが、これだけのクレイ人形を作ったという丁寧な製作態度や心意気は見事なものです。そして、多少人形は紛失しているようですが、いままで保存されていたことは、フィルム自体が散逸する日本映画界では本当に奇跡のような気がします。・・・実は、長年倉庫の片隅で忘れ去られていたのが、なんかの拍子に発見されたとか、有りそうな話ですが、まさか、そんなことはないですよね(笑)。

Img_0001_7 さて、私のお気に入りの「シンドバットの冒険」に登場するのサミール姫、悪大臣のトルファ大臣、そして伝説の島の魔神バドランも、しっかりと残っております。残念ながら、悪大臣の手先の蝙蝠ヘルバットは紛失しているようです。あの斑の卵から孵った、ヘルバットの邪悪さは特筆ものです。後年のレイ・ハリーハウゼンのシンドバット・シリーズに通じるものがあります。

 それにしても、こうして、クレイモデル人形の写真を眺めていると、当時のことがいろいろ思い出されます。実は「シンドバットの冒険」の宣伝記事や写真が掲載された子供雑誌が、田舎のいとこの家にあったのです。いとこ宅には、年に数回しか訪問しなかったのですが、行く度に、その雑誌を眺めていた記憶があります。
 当時は、本当に、入手できる情報がありませんでしたナア。関係するクレイ人形の一部をご覧ください。できれば、これらの人形をフィギュア化して発売して欲しいものですが、購買層が限定されているので、採算が合わないのでしょうネエ。

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