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2013年4月20日 (土)

最強のふたり

Img_3  劇場で見損なった「最強のふたり」をやっとDVDで見ることが出来ました。それなりに面白いとは思いましたが、公開中の評判の高さほどの感動はありませんでした。なんか、あっさりしているな、というのが率直な感想です。少し期待を裏切られましたのが残念でしたので、以下、辛口で意見をいたします。

 まず、首以外は全身不随の身体障害者になった大富豪の人となりがよくわかりません。実話を基にしているせいか、表面だけのような描き方です。普通、遊びの事故で負傷、妻も病気で死亡などという、途方もない悲劇にあって、数年?で、多少、怒りっぽくても、あんなに普通に生きていることは奇跡です。どうもリアルな人間という受け止めができません。それとも、大富豪のなせる業なのでしょうか。

 加えて、求職に来る介護人達のひどさ、専門家の癖に、なんという無知蒙昧の輩でしょう。スラム街の黒人の大男のほうが余程ましと思わせる演出かもしれませんが、これも誇張が過ぎて、全く笑えません。笑いのネタにする感覚がひどすぎるゾ。

 こういう人物描写面では、文通の女性の描き方も凄い。この女性は、主人公の人生を変える重要な存在なのに、ほとんど写真と遠景だけの登場で、結局、「女は金か」と悪態をついてしまいます。消化不良もはなはだしいものです。願望を込めて、このエピソードは続編で描くのでしょう、きっと。

 黒人の方も、犯罪の町に育って多少の盗みもするが、本当は心優しい不良青年という設定は、実はステレオタイプのような気もしますし、大富豪とのからみは少しやりすぎ感があります。大富豪の方の主人公のいじめに我慢するこどものように少し痛々しい。というのは演出かな?。ほんと、笑うにも気を使いますぞ。?

 以上、辛口はこのへんにして、見所をいくつか、ピックアップしましょう。まずは、黒人の主人公が狙っていた、美人の秘書の正体は笑います。いかにもフランスらしい。ラストの卵も気に入りました。そして最大の見せ場は、誕生パーティのダンスですネエ。あれは良かった。しかも、そのほかの召使(こんな表現が似つかわしい。)達もいい味を出しています。最後に、あの絵のエピソードは前半、後半とも面白いが、あれは完全に詐欺ですなあ。しかし、なんであの黒人は仕事を辞める必要があったのでしょう?全くわかりません。ともかく、唐突に終わった感のあるこの映画の続編を期待しましょう。

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