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2013年2月 3日 (日)

アウトロー

Img_0001  「アウトロー」は、予告編で受けた印象との落差の大きさに驚かされました。まず、トム・クルーズ主演ですから、最新作の「ミッション・インポシブル」などのように、度派手なアクション映画と勝手に思い込み、リュック・ベッション印の「96時間2」とか「コロンビアーナ」風に、無差別殺人てんこ盛りのような銃撃戦の映画をイメージしていたのです。
 ところが、冒頭にこそ、5人の狙撃事件が発生したものの、結局、その真犯人探しの本格的な探偵小説のお話だったのです。映画自体も、さほど金も時間もかけていないような印象です。少なくても、大作ではありません。

 無軌道ぶりの噂ばかりが際立った主人公、元陸軍の敏腕捜査員「ジャック・リーチャー」も驚くほど地味であり、しかも、真っ当で正義の味方なのです。まったく、予告編というものは困ったものです。
 加えて、ヒロインの女検事さんのおばさん風(失礼!)地味さ加減にも失望です。この女優さんのいつも驚いているような容貌、どっかで見たと思ったら、「タイタンの逆襲(2作目)」の2代目の女王ですな。確か、このときも、1作目の女優さんの肩を持ちました。要は、好みの問題ですが・・(笑)。
 それにしても、この事件自体、大掛かりな陰謀に見えて、その実、ちんけな殺人請負個人業者の犯行になってしまい、まさに、竜頭蛇尾に終わってしまいます。第一、いまどき、ABC殺人をメイントリックに使うとは驚きです。それも、冒頭から手の内を明かしてしまうのですから、観客は謎ときの醍醐味も味わえません。
 唯一、もうけものは、ロバート・デュヴァル演じる元海軍の射撃場の老支配人です。この老人が主人公の応援に応じたのは良いのですが、提供したのは、銃ではなくて、ナイフ一本。これでは、リーチャーでなくても驚きます。しかも、もう年で目が霞む狙撃手を援護に、敵の自動小銃相手にナイフ一本で戦うはめになるのです。これは、ひょっとすれば、リュック・ベッソン流アクション映画に対するクルーズなりの心意気なのでしょうか?・・・深読みですよね。

 最後に、大先輩の忠告を忘れていました。それは、映画の前に、原作を読むようにというものでした。どうやら、原作は、かなり面白いらしい。映画は全部忘れて、これから読みます。

 おまけに、邦題に一言。クリント.イーストウッドの傑作西部劇のタイトルと同じものを使うなど、原題は、「ジャック・リーチャー」でしたので、配給会社の見識を問いたいと思っていたら、実は、シリーズ第9作目にあたる原作の「ワン・ショット」を「アウトロー」との邦題をつけていたのが翻訳出版社だったそうです。(上記パンフ受け売り。)ちなみに、西部劇の原題は、確か「アウトロー ジョゼイ・ウェルズ(主人公名)」ですから、ここは敬意を表して「アウトロー ジャック・リーチャー」とすればよかったのだ!!

 

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映画「アウトロー 」★★★☆ トム・クルーズ、ロザムンド・パイク、 ロバート・デュバル出演 クリストファー・マッカリー監督、 130分、2013年2月1日より全国公開 2012,アメリカ,パラマウントピクチャーズ ジャパン (原題/原作:JACK REACHER) 人気ブログランキングへ">>→  ★映画のブログ★どんなブログが人気なのか知りたい← 「トムの新作のいつもの派手なCMは... [続きを読む]

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