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2012年12月 1日 (土)

コマンド戦略(その2)

Img_new_0001  「コマンド戦略」については、かつて当ブログ(2007.9.23)で、明朗痛快戦争映画として紹介したことがありますが、このたび、やっとDVD化が実現しました。VHSは発売されていたのですから、何故、DVD化がこれほど遅くなってきたのか、その理由は判然としませんが、ともあれ、この映画のファンとしては、うれしい限りです。

 早速、再見しましたが、スポーツ感覚の戦争映画の楽しさは、いささかも変わりません。アメリカ軍のならず者達の寄せ集めと、精鋭を誇るカナダ兵の混成部隊のお話です。後年は、悪魔の旅団として、敵から恐れられたコマンド部隊の草創期の物語です。

 監督は、アンドリュー・マクラグランです。ジョン・フォードの弟子で、西部劇を中心に男っぽさを売りにした映画で活躍しました。この映画でも、「黄色いリボン」などの酒場での殴りあい、「静かなる男」に通じるアイルランドへの郷愁、加えて、ドイツ兵をアパッチに見立てたような戦闘シーンは、まさにジョン・フォード直伝の男の活劇です。特に、格闘技の達人のカナダ兵の軍曹は出色です。未見の方は、是非、安心して単純に活劇を楽しんでください。

 もっとも、この監督には悪い癖があります。それは、娯楽作品なのに、必ず、悲しいエピソードをひとつ描くのです。例えば、西部劇の「シェナンドー河」など、途中アレだけ活劇として面白いのに、現実の悲哀を描いたために、最後には後味の悪い映画になるのです。この映画でも、何故、ムードメーカーのピーコックやサーカス男、さらにカナダの将校が戦死するのでしょう。戦争の悲惨さを描いたつもりなのでしょうが、あんまり演出の効果としては感心しません。悪い癖です。

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