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2012年12月 9日 (日)

ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:Q  

「ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:Q」を劇場で見てきました。実は、この映画と同時上映される「巨神兵東京に現わる 劇場版」を見たかったことが、劇場に足を運んだ一番の理由でした。

 この併映の映画は、わずか10分と7秒という超短編映画でして、この夏、東京において期間限定で開催された「館長庵野秀明 特撮博物館」という懐かしの特撮技術を集めたイベントで上映された作品です。巨神兵とは、あの宮崎駿の「風の谷のナウシカ」に登場する巨人であり、タイトルのとおり、ヱヴァンゲリヲンの総監督の庵野秀明とジブリがコラボし、巨神兵が東京に現れた火の7日間のシーンを実写で描いたものです。監督は、もちろん、平成ガメラシリーズで有名な樋口真嗣監督です。
 この短編映画をイベントでわざわざ見てきた特撮マニアの友人が、「あれは凄い」というお勧めもあったことに加え、劇場公開されるとは思ってもいなかったので、今回は、相当楽しみにしてました。ちなみに、同時上映を言い出したのは、ジブリの鈴木敏夫プロデューサーらしくて、さすがに抜け目ないと言うか、それほどジブリが落ち目なのか(笑)。
 さて、その評価と言うと、昔ながらの特撮という面では、最高の出来かもしれません。ただ、進歩したとはいえ、昭和の時代ではなく、CGで目の肥えた、現代の観客の眼から見たら、あまりに稚拙。なかなか頑張っている箇所も散見されるものの、ひとめでミニチュアと判る交通標識や人形。扇風機で倒れる陳腐さ、巨神兵のぎごちなさ。あの「アベンジャー」でさえ、リアルさは違和感はありません。あのハリウッド映画の水準が当たり前の時代です。樋口さん、大丈夫ですか? 本当に心配になります。

 肝心の「ヱヴァンゲリヲン」の話ですが、昔のシリーズとは、タイトル(ヱとヲが違う)も筋も全く異なる、パラレルワールドです。もっとも、シンジのうじうじさと次々に配られる手札の胡散臭さは共通しています。実は、上映に併せてTVで放送された前作「同 :破」を見て、使徒のデザインのユニークさや美しさ、怪獣映画張りの迫力ある戦闘シーンに感心したのですが、新作は、まったくのコケオドシに終始し、見るべきシーンは何もありませんでした。 
 しかも、本来は、序・破・急の三部作のところ、「急」がクエッションの「Q」に代わり、何も判らないまま、最後に「つづく」となったのには、驚きを超えて呆れました。いつまで、善良なファンの期待を煽り続けるような、一種の詐欺ともいえる作品の製作を続けていくのでしょうか。いや、観客動員が見込まれる限り、延々と、手を変え、品を変え、無限に続くのでしょうネ。 

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