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2012年10月21日 (日)

宇宙人ポール

Img_0001_new  「宇宙人ポール」は、残念ながら劇場では見損ないましたが、先般やっとDVDで見ることができました。

 予想以上に、良く出来たSFコメディ映画です。見た目そのままの宇宙人が、幽閉されていた米軍の秘密基地、エリア51というらしいのですが、その基地から脱走し、たまたまSFオタク大会へ遊びに来た英国のオタク2人に遭遇し、その助けもあって、あの「未知との遭遇」の岩山の場所から、「ET」のように宇宙に帰るまでを描いたお話です。

 先日公開のスピルバーグ印のハードなSF映画「スーパー8」と、ストーリーは似かよっていますが、宇宙人へのアプローチが全く違います。英語べらべらで世に長けた、しかもミーハーの塊のような宇宙人ポールの設定が秀逸です。加えて、イギリス人の知識階級のオタクの凸凹コンビも、ハリウッド黄金時代の喜劇の王道です。この英国からのエイリアン二人を通して、アメリカの常識や世相を皮肉り、ポールという宇宙人の第三者の眼を通して、人類の現代社会を笑い飛ばします。単なるSF映画のパロディにとどまらず、上質の文明批評になっているところが素晴らしい。また、道中の人間関係や様々な人との出会いも面白いエピソードとなっています。台詞もなかなか侮れません。

 それにしても、こういうパロディ映画を見ると、改めて、アメリカは不思議な国と思います。滑稽で大げさな演出のせいかもしれませんが、男二人の旅行は必ずホモとか、男同士の新婚旅行だと思われたり、腕力が一番という連中がいつも屯し、なにかあると直ぐに銃をぶっ放したり、いまだにダーウィンの進化論を否定する牧師が居たりと、草食男子までが登場するようになった、均等に成熟した日本社会の常識はまったく通用しませんナ。(日本がオカシイのかもしれません。)

最後に、宇宙人の造型も一見安っぽく見えて、なかなかCGも良く出来ていますし、スピルバーグ監督本人が声だけでも出演しているのが驚きです。

未見の方は、是非ご覧ください。お勧めです。

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