エクスペンダブルズ2
あの使い捨て軍団の続編「エクスペンダブルズ2」が帰ってきました。かつての東映時代劇のお正月映画、勢ぞろい清水の次郎長の映画を髣髴させる、ハリウッド・アクションスターのオールキャストの映画です。
今回のキャストは、親分のシルベスター・スタローンに、代貸し役のジェイシン・ステイサム、子分のジェット・リー、ドルフラングレンのおなじみのメンバーに、ブルース・ウイルスとアーノルド・シュワルツネッガーが引き続き出演し、一寸アクションもこなすほか、アメリカでは伝説となっているという(パンフレットの記事の引用)チャック・ノリスが客演し、最近落ち目だったジャン・クロード・ヴァンダムが敵役を演じます。こうなると、第3作には、是非、ソニー千葉とか、元CIAとか、往年のアクションスターに出て欲しいものです。
さて、この映画は、徹頭徹尾、スタローンらの戦闘シーンのつなぎ合わせです。ともかく、作戦も何もなく、ただただ装甲車や飛行機で猪突猛進し、ありとあらゆる銃器を撃ちっ放し、度派手に爆破させていきます。その間、無数の敵は、次々となぎ倒されますが、雨霰と降り注ぐ銃弾は、決して味方にはあたりません。これほど、防御を考えずに戦う戦闘シーンは見たことがありません。観客は、口を開けて、ただただ見守るほかはありません。つじつまなどを考えてはだめです。頭のスイッチを切り、戦闘ダンスに身を委ねましょう。
そして、シュワルツネッガーなど出演者にまつわる数々の楽屋落ちギャグに笑ってください。陳腐なネタがしつこく繰り返されますので、我慢しましょう。さすれば、世にも筋肉質な楽しいドンパチ映画の真髄を悟ることができるでしょう。
それにしても、前回に引き続き、女優が不細工(失礼!)なことは閉口します。もう少し、なんとかならないものでしょうか。大スターの出演料が高すぎて、調達できなかったのかな?などど思います。
最後に、スタローンは本当に背が低いのですねえ。驚きです。小男のマッチョマンでした。余談です。
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