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2012年8月26日 (日)

トータル・リコール

Img_0001_new 新作の「トータル・リコール」を見るべきか、見ざるべきか、ハムレットの心境でした。なぜなら、あのポール・バーホーベン監督とアーノルド・シュワルツネッガー主演の旧「トータル・リコール」の印象が良くも悪くも強烈すぎて、二の足を踏んだのです。旧作は、まだCGのない時代、こけおどしの舞台美術のような未来セットと、悪趣味きわまるミュータントのデザイン、しかも私の苦手な火星の赤い風景、何故、あんなに見難い色にするのか、疑問ですが、そのほかにも、シュワちゃんの目に余る大根ぶり、鼻からの機械の取り出しや目玉の飛び出しそうなふざけた特殊効果などなど、思い出しても腹が立ちます。その一方、大柄なおばさんの着ぐるみに入った変装など、忘れられない演出もあります。いや?そもそも、これほど印象が強かったことだけでも大したことなのかもしれません。
 加えて、新作の主演者が、あの肉体労働者役がよく似合う濃い顔コリン・ファレルですから、なおさらです。新作フライトナイトは最低でした。

さて、そういう中で、監督があの「ダイ・ハード4.0」のレン・ワイズマンということがわかったこと、あのダイ・ハードは、サイバー攻撃をリアルに描きつつ、高速道路でジェット機と大バトルするというとんでもないアクションシーンを描き出したという点で、傑作と思っています。あの敵役もいまやすっかりメジャーになりました。
 そのうえ、ご贔屓のケイト・ベッキンセールが出るというのです。旧作でシャロン・ストーンが演じた妻役というのが気にいりませんが、そんなことは些細なことです。・・・というわけで、昨日、劇場で見てきました。(最近、年のせいか、劇場に行くか否か、よく悩んでいます。)

Img_new  結果は、けっこう面白かった・・・と評価します。あのベッキンセールの貞淑な妻ぶりや親友達は、もともと旧作のネタばれがあるので、なんとも退屈なのですが、正体が知れるやいなや、やたら、面白くなります。やはり、この監督は、CG製アクションの使い方がひどくうまいですなあ。ベッキンセールが血相を変えて追跡する姿は、アンダーワールドの殺し屋セリーンを髣髴させますし、旧作の役柄の男が、女性に替わって、悪妻が追ってくるという、一種の楽屋落ちになって笑えます。それに、旧作と同じく、愛人より妻のほうが美人というのも面白い。
 ただ、イギリスとオーストラリアの設定が本国と植民地の関係を踏まえたにしても、地球の中を17分で通り抜ける通路ができている世界なら、世界を覆っている有毒ガスを除去する方が簡単と思えますが、いかがでしょう。それに、オーストラリアの下層社会が中華風となっているのが、今の中国の勢いを反映したものだそうです(パンフの説明)が、ブレードランナーの日本風が懐かしい。今回の都市デザインは、あんまり感心しません。

 最後に、あの着ぐるみおばさんの登場は、一定、旧作への敬意と受け止めておりますし、ラストのオチもよろしいのですが、やっぱり、主演がミスキャストです。とても、最高最強のエージェントとは見えません、旧作のように、建設現場が似合う肉体派です。この人の映画はヒットしないというジンクスが当たらないよう、お祈りするばかりです。

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