Mr.フリーズの逆襲
いま、公開に向けて、何かと喧しい新生バットマンですが、その前のシリーズの中で、第4作目は、なんとも評価の低い作品です。バットマンとロビンに加え、バット・ガールも参加するとともに、敵役も、ユマ・サーマン扮するポイズン・アイビー、新作で大活躍する筈の怪力男、そして、アーノルド・シュワルツネッガーがMr.フリーズとして登場するですから、本来は大ヒット間違い無しのお膳立てでした。
・・・が、結果はどうもいけません。せっかくのゴシックムードもすっかり影を潜め、尾ひれや背びれの付いた無駄なデザインのバットマンカーやモービルが、オモチャ箱のように出てきます。しかも、バットマンとロビンの不仲、執事の病気隠し、凍りついても数分以内に解凍すれば大丈夫など、子供だましの演出とストーリーは、見ていて眉をひそめるだけでした。
この全くの駄作と言ってもよい映画ですが、個人的には、シュワちゃんが扮したMr.フリーズの扮装が何故か、気に入っています。体温を低温に保つ装置を身にまとった、銀色のスーツ、多分、シュワちゃんにしか、似合わないデザインがお気に入りなのです。あの大根役者振りがなんともしっくり合っています。映画には、こういう例が結構あります。内容は、全くだめだが、音楽のみがよいとか、脇役の個性が高く評価されるとか、様々ですが、この映画の場合は、Mr.フリーズのコスチュームですナ。
なにしろ、邦題は、「Mr.フリーズの逆襲」となっていますから(笑)。
ということで、今回は、Mr.フリーズの米国製レジン・スタチューをご紹介します。背面のチューブや冷凍銃が破損していたジャンク商品を、オークションで格安で購入し、なんとか修理ができましたので、ご披露します。高さは、30cmぐらいあるものですが、こんなものを模型化するアメリカに感心します。
« アメイジング・スパイダーマン | トップページ | ステゴザウルス »
コメント