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2012年6月 9日 (土)

メン・イン・ブラック3

Img_new 遅まきながら、「メン・イン・ブラック3」を観てきました。人気のシリーズの第3作目との触れ込みですが、第1作はともかく、第2作目の駄作ぶりを見ていただけに、劇場鑑賞を躊躇しておりました。もっとも、公開初日からこの時期までずれ込んだのには、もう一つ理由があるのですが、それはまた別の話です。

さて、このMIB3は、結論として、なかなか面白く作られています。シリーズの中では、最高傑作かもしれません。なにより、おなじみのリック・ベイカー流のエイリアンの造型が楽しめます。昨今のCG製のリアルな宇宙人ではなく、どこか懐かしい、いかにも、というオモチャ感覚の宇宙人の姿が、この映画の世界観を見事に表わしています。

そして、今回は、エージェントKを演じる年老いた?トミー・リージョーンズの出番を減らし、1969年の過去にタイムジャンプして、若き日のKと、相棒であるウイル・スミス扮するJが地球を救うというお話になっています。(KやJとは、エージェントの呼び名です、念のため。Oという女性の上司もいます。,)

最近、この60年代頃にタイムスリップするというお話が多い(?)のは何故でしょう? あれ、多くないかな? ともかく、この1969年という時代は、人類が初めて月に到着する歴史的な年であり、アメリカが最も輝いていた時代でもあります。映画も、当時の服装や生活模様などを見事に描いています。まさに、当時、アチラの雑誌の挿絵や写真などで見た、憧れのアメリカの中流家庭の情景です。今のアメリカ社会にとりましても、とりわけ白人の中流家庭から見れば、古き良き黄金時代だったのでしょう。
 しかし、一方で、黒人差別が堂々と行われていた社会の負の面もありました。そのことも、主演のウイル・スミスの登場シーンで、エレベーターの中で黒人に乗り合わせた白人(やけに色の白い俳優を使っています。)の差別意識をさらりと批判の眼を持って描いています。その点だけでも、単にお馬鹿映画と切り捨てたものでもないような気もします。

 今回のストーリーは、タイムスリップのお話を、やや因果関係がご都合ではあるものの、KとJの出会いをうまくまとめており、筋はきちんと通っています。まあ、使用する武器の今昔の落差や有名人のギャグは、それほど笑えませんが・・・。ともかくも、予想以上に、良く出来ており、劇場に行ったことを悔やむこともないし、俗世を離れて、夢の中の楽しい2時間でした。少し、褒めすぎかもしれません。

 ところで、最後に、この映画の題名は、「MIB 3乗」が正式名称なのでしょうか?。最近のパンフは、値段が高い割りに、日本名もはっきり書いてない。もうすこし、日本で公開する洋画の題名を宣伝の方には文化として大事にして欲しいものです。・・・「ぼくは日本一の洋画宣伝マン」とかいう方の本も出版されているようですが、自慢話よりも題名の付け方も含めて洋画文化を大事にして欲しいものです。

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「メン・イン・ブラック3」★★★★ ウィル・スミス、トミー・リー・ジョーンズ、 ジョシュ・ブローリン、エマ・トンプソン出演 バリー・ソネンフェルド監督、 105分、2012年5月25公開 2011,アメリカ,東宝東和 (原題/原作:MEN IN BLACK 3) 人気ブログランキングへ">>→  ★映画のブログ★どんなブログが人気なのか知りたい← 「10年ぶりの新作って何か理由が... [続きを読む]

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