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2012年6月10日 (日)

小山 春夫

Img_0002_new_2 漫画に関する話題の続きとして、小山春夫という漫画家のお話をしましょう。
この方は、一般的にはあまり知られていないようですが、知る人ぞ知る、忍者漫画の草分けの一人であり、個人的にも大ファンなのです。とはいっても、実は、その作品のほとんどを知りません。昭和30年代後半に、少年キングに連載されていた「真田十勇士 猿飛サスケ」に登場する忍者たち、手足が自由に伸びるクラゲ、手足の無いみの虫、空を飛ぶカラスなど、異形の忍者に心惹かれたのがきっかけです。

 この作品は、数年前に復刻されましたので、懐かしさと質の高さに感激したところです。
 実は、この方は、それ以前に、山田風太郎の名作「甲賀忍法帖」を貸本で漫画化していたのです。そのときの風太郎忍法の影響がこの漫画にも色濃く出ていたようです。(もともとは、後年、山田風太郎の忍者小説に驚愕したために、この漫画を再発見したのかもしれません。) 

Img_new 数年前の同じ頃、お宝漫画ブームの火付け役の「まんだらけ」で、忍者漫画の特集号が出され、その中で、小山春夫さんが取り上げられておりました。おかげで、その作品群の全体像をやっと知ることが出来ました。

小山春夫作品の年表によると、昭和38年に「甲賀忍法帖」、同じ年に「真田十勇士 猿飛サスケ」を連載し、翌39年に、少年画報に「かくれ忍者伊賀丸」、そして少年キングに「虹の剣士」が始まっています。同時期に、少年マガジンで白土三平の「ワタリ」が連載されています。
 少年画報は確か月刊であり、首を切られた忍者がカラカラと笑っているシーンがあったことや、「虹の剣士」は、主人公がインドで修行した剣士であり、手裏剣などは跳ね返すような肉体の持ち主だった、ような記憶があります。
 結局、要はこんな記憶の断片がある、懐かしい漫画を再度観てみたい、という強い内からの欲求があるのです。・・・どんどん子供に帰ってきております(笑)。

 この漫画については、「復刻ドットコム」のシステムにも復刻を提案しているのですが、なかなか賛同が得られません。この方、時代とともに作風をかなり変えてきた人であり、私が観たいこれらの作品は、8マンの桑田次郎のアシスト時代の影響が見受けられますが、その後、白土三平氏のアシストに入り、「ワタリ」などを経て、すっかり劇画風に変貌しております。とても、同じ人の作品とはおもえません。こんなところも、作家としての印象が薄くなっているのかもしれません。

H24610_019  ところで、今回、山田風太郎原作の「甲賀忍法帖」全3巻のうち、やっと、第1巻と第2巻をオークションで入手しました。数年かかりました。もともとは貸本の中古本であり、状態はあまり良くないのですが、内容がほぼ原作どおりなのです。この原作小説は、映画や漫画で何度ともなく、取りあげられておりますが、もっとも早く漫画化した、この作品こそが真の傑作といえるような気がします。もっとも、まだ、クライマックスの第3巻を見ていないので、なんともいえませんが、そんな気がするのです(笑)。ともかく、復刻でも何でもよいから、早く観たいものです。皆さん、ぜひ、小山春夫先生の作品、甲賀忍法帖に加え、「かくれ忍者伊賀丸」、「虹の剣士」の復刻の応援をよろしくお願いします。

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白土三平に似ている?こちらが先?なら白土三平が?

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