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2012年5月26日 (土)

ステキな金縛り

Img_new 公開当時、劇場で観ることができなかった「ステキな金縛り」のDVDが発売されました。三谷幸喜氏が脚本と監督した映画です。最近、映画化した作品が、私の中では今ひとつ納得できないものでしたので、この映画にも、期待を裏切られるのではないかとという不安と恐れがありました。が、杞憂でした。快作です。
 冒頭のハリウッドのコメディ映画を彷彿させる、こじゃれた横文字のタイトルロール。これは、最後のエンドマークで笑いになります。アリバイの証人が落ち武者の幽霊という奇想天外な設定の上に、十八番の法廷喜劇ということですから、面白くないわけがないではないですか。もっとも、低調だった直近の映画は、ギャング、ホテルといったハリウッド映画そのままの舞台だったことが、なんか笑いのリアリティに欠けていたように思います。というのも、この作品でも、殺人現場の洋館のシーンは、やっぱり、微妙に外れて、山本耕史と竹内結子の大げさ演技にもかかわらず笑えないことと同根かもしれません。しかし、日本的な山奥のしかばね荘の描写になると、ひなびたバス停の場面から可笑しいのですから、土着的なリアルさが笑いを呼び起こしているような感がします。

 ともかく、話は、幽霊の証言をめぐる笑い、そして、切れ者検事、法廷画家などに加え、犯人側に雇われた祈祷師、ハリウッド映画の定石である死後の世界の官吏、そして最後はやっぱり殺された被害者の幽霊の登場など、三谷喜劇らしい、なかなか凝った筋書きです。

 それに加えて、登場人物の豪華なこと。三谷喜劇の大物常連がワンショットぐらいでオールスター出演しています。さすが、三谷幸喜の看板は大きいものです。今回は、三谷調とあわない感じがする役者さんが出ていませんでしたので、劇の流れはスムーズでした。

Img_0001_new_0001  思えば、「笑の大学」の劇は、映画の数倍面白いのですから、適役というは、確実にありますなあ。嘘と思うなら、写真のパルコ劇版のDVDをご覧ください。本当に、同じ本(ホン)かと思うほど違います。

 最後に、三谷監督からのオマージュとも言える、キャプラ監督の映画を再見したくなりました。(ほんとうに、小日向文世の官吏は似合っている。)

 ともかくも、三谷喜劇の復活です。私が言うことではないですが、三谷ファンとして安心しました。 

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