サイクロプス
模型塗装の再開の第3弾です。これで、下準備していたキットも終了です。
今回は、またもや、レイ・ハリーハウゼンの「シンドバット7回目の航海」に登場する「サイクロップス」です。一本角(二本角のタイプもあります)と獣の足を持っている、一つ目の巨人です。これまで、このモンスターを何体塗ったことでしょう。塗りなおしを除いて、少なくても、5体の模型があります。半魚人とほぼ同時期(ひょっとしたら、半魚人よりも早い時期のような気もしてきました。)に塗装に挑戦したような気がします。そのときのキットは、もう随分前に塗り直しています。古い写真が残っていましたが、とてもお見せできるようなモノではありません。ペンキを付けているといったシロモノです。それと比べると、独学でしたが、少しは進歩したようにも思います。
今回のキットは、メーカーはわかりませんが、米国のレジン製で、初めからドールアイの目玉がはめ込まれています。この目玉と太い腕のデザインに引かれて購入しました。また、レジン製のデッキを模したような丸い台座も付いていましたが、例によって、シンプルな木製に代えました。
一番困ったのが、体色の一種の黄土色の塗料を作るすべを失念していたことです。そこで今回の塗装手順をメモしておきます。
①ラッカーのオレンジとイエローをエアで吹きます。②さらに、その2色にブラックを少々加え、シャドウを吹きます。③ブラウン+ブラックをさらに吹きます。④その上で、つや消しクリアを吹きます。⑤ここから、エナメルのクリアオレンジを筆で塗布します。⑥さらに、エナメルのクリアイエローをエアで吹きます。⑦スモークとクリア2色(オレンジ、イエロー)の混色を体表の筋に筆で流すようになぞります。⑧最後につや消しクリアを吹きます。
ここまでの手順で、はたと気がつきました。全体のオレンジ色が強すぎました。まるでおもちゃ色(?)で、リアルに見えません。そこで、起死回生の手段です。⑨エナメルのつや消しホワイトを薄めにして、遠方から、エアで吹き付けます。一箇所に集中しないように細心の注意をして・・。これを実際は、2回ほど実施して、やっと写真のような色目に落ち着きました。反省するのは、一番最初から基本色の確認と点検をきちんと計画的に行うべきでした。⑩なお、この間、歯やツメをエナメル(ホワイト+クリア2色)で、口の中もクリアレッド&オレンジで筆塗りです。・・・いやあ、この手順も、足掛け3日かかりました。
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