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2012年4月30日 (月)

翼よ、あれが巴里の灯だ

Img 早速、ビリーワイルダー監督、ジェームス・スチュアート主演の「翼よ、あれが巴里の灯だ」のDVDのお話です。

まず、最初に、ツタヤのオンデマンド商品に一言苦言を呈します。未DVD作品をどんどん商品(DVD化)にするのは大歓迎ですが、もうすこし、画像を良くしてもらいたい、というのが購入後の実感です。まるで、ビデオ作品をそのままDVDにコピーしたような印象です。(まさか、ですよね。)なにしろ、値引き無しの定価3990円は大きいのですから(笑)。ほんとに、まだまだ欲しい作品が数多くあります。「オー!ゴッド」、「ワンオンワン」、「暁の七人」、そして「海底都市シリーズ(?)」等々、いま、迷っています。是非、よろしくお願いします。

さて、本論に入りまして、この作品は、リンドバーグが、人類史上初めて、ニューヨークから巴里まで、単独飛行に成功した物語です。なにしろ、物語の大部分は、主演のジェームズ・スチュアートがただ一人、大西洋を飛ぶ飛行機の中で操縦するお話です。凡庸な作り手なら、退屈きわまる映画になると思いますが、さすがに、私の尊敬する映画監督の一人である、名匠ビリー・ワイルダー監督です。まったく退屈はさせません。喜劇の名人でもありますから、笑いを交えながら、まるで名人落語を観るように観客を引き込みます。その話術たるや、もはや神の領域です。

 冒頭から、あっという間に観客を引き込み、過去のエピソードを織り交ぜながら、お話は進みます。小道具を使った伏線の引き方が見事です。蝿、手鏡、お弁当などを巧みに使い、ユーモアに富んだ会話とジェームス・スチュアートの素朴な演技で、見せ場をつないでいきます。「ビリー・ワイルダーならどうする?」という本まで出版されている、ワイルダー流監督術の手腕です。名人芸にどうぞ酔ってください。くわえて、主演のジェームス・スチュアートの演技が見事です。ほんとうに眠そうです。丁度、「甦る熱球」のDVDも購入したところです。古きよきハリウッド時代の名優と名監督の作品をもっと楽しみましょう。

 最後に、この映画の原題は、「セントルイスのスピリット号」という飛行機の名前をそのまま使ったものですが、当時のわが国の洋画宣伝マンは素晴らしい。邦題の「翼よ!あれが巴里の灯だ」とは、良く命名したものです。翼にも意味があるし、最後の巴里の夜景も不安とサスペンスで盛り上がります。最近の洋画名は、カタカナばかりで覚えきれないし、英語に弱い私としては、意味までわからなくてイライアラします。もう少し、古典も勉強していただき、邦題を工夫して欲しいものです。

 

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