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2012年4月 7日 (土)

ヒューゴの不思議な発明

Photo 事前に何も情報を持たず、映画に飛び込むのが面白いと、「ヒューゴの不思議な発明」を観て、改めて思いました。ヒューゴという少年が、機械人形を修理する中で、不思議な出来事が起こるというような、ファンタジー映画だと勘違いしておりました。

冒頭、上空からパリの街を俯瞰し、カメラは、一挙にパリ駅に進み、手前から奥に雑踏の通路を進みます。かつて、アルフレッド・ヒッチコックがやりたくて仕方なかったという窓を苦もなく通過します。計算しつくした華麗なカメラワークが、3Dの立体感を嫌というほど味あわせつつ、観客を1930年代のパリの世界に引き込みます。

さて、ストーリーは、父親を火事でなくしたヒューゴという少年の苦難のお話から始まります。パリ駅の時計係の飲んだくれの叔父に引き取られた主人公は、駅の時計台の中に住みながら、父親の形見の機械人形を修理することが生きがいとなっています。修理のために機械の部品を盗む中で、おもちゃ屋の気難しい親父と関わりながら、その義理の娘とのつきあいを通じて、予想外の展開になります。すべての映画ファンに捧げる、映画への思いを綴った作品となっています。アカデミー賞の候補にもなるはずです。

では、ここからは、ネタばらしですので、未見の方は読まないようにお願いします。気難しい親父は、実は、ジョルジュ・メリエスだったのです。それ誰?とは聞かないでください。サイレント映画の草創期、最初にSF映画を作ったといわれる映画監督です。一世を風靡したのですが、時代の流れの中で人気がなくなり、引退していたのです。しかし、このヒューゴの活躍(?)から、映画アカデミーの大学教授を通じて、再度、世間に見直されることになるという、いわば、トリック映画の父メリエスの再生のお話だったのです。映画ファンの私としては、映画の歴史を感じて大変興味深く、何故か感動しました。

ともかく、主人公のヒューゴの少年が良い、あの憂いを秘めた目つきは、なかなかのものですし、相手役の少女もなかなか好ましい雰囲気です。いやあ、向こうの子役は大したものですな。・・ドーベルマンの演技のよしあしは全然わかりませんでした。

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