マンダ
「マンダのいけにえにせよ。」という名台詞をご存知でしょうか。「マンダ」とは、東宝映画「海底軍艦」に登場する、ムー帝国の守り神の竜の名前です。台詞を言ったのは、ムー帝国の女王です。独特のイントネーションとともに、耳に残っています。
「海底軍艦」は、その主役とも言うべき万能潜水艦の素晴らしいデザインで、いまでも人気があります。なにしろ、どんな深海でも潜り、先端に付いたドリルで、地中も掘り進むのです。しかも、翼を出して、空も飛ぶのです。あまつさえ、ドリルの先端から冷凍光線を出すのです。まさに、男の夢のようなマシンです(笑)。映画の中で、初めて登場し、海面に浮上した勇姿は忘れられません。
おかげで、この轟天号(海底軍艦の名前)の模型は、過去から何度となく製品化されており、私も数隻買わされております(笑)。
今回、ご紹介するのは、海竜マンダの方です。映画では、冒頭の女王の台詞のシーンでは、大海竜という雰囲気でしたが、全身が現れると、まさに吊り人形で、うなぎのように、ひょろひょろと登場し、あまり迫力はありません。電撃攻撃で直ぐに退散しますし、最後は冷凍光線で凍らされます。しかし、映画のパンフレットの絵(写真では有りません)にあるような、龍を模した姿など、なかなか味わいがあります。
そのマンダの模型が、エクスプラス社から、発売されました。胴体のしわやねじれなど、いかにも、特撮の吊り人形というような雰囲気も見事(?)に再現されるとともに、顔のおざなりなつくりや鱗の精緻な表現など、映画に登場するぬいぐるみそのままです。リアルな生物感とは違う、かえって東宝怪獣だと納得できる出来上がりとなっています。ご覧ください。
少し、長いのが欠点ですが、ヘビ類ですから仕方ありません。壁に掛けると、案外見栄えがします。胴体のよれをご覧ください。なかなかよくぬいぐるみを再現しています。
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