大アマゾンの半魚人(その8)
仕事の関係で、時間に余裕が出来たこのごろですが、宴席で「閑になったのなら、また、やってみれば!!」という大先輩の一言で、久しぶりに、模型作りに挑戦しました。とはいっても、私の十八番の「大アマゾンの半魚人」のレジンキットです。このブログの「その6~7」でご紹介しましたように、高さ40cm超はあるキットをサーフェイサーの下塗りの状態にまで仕立てて、体表の鱗の刻みに四苦八苦したあげく、精根尽き果てたまま放置していたモノです。まずは、塗装の手慣らしです。
輝く鱗を再現するために、ラッカーのシルバーで全身を塗り、次に、同じくラッカーのクリアーイエローとクリアーブルーの塗り重ねです。腹の蛇腹はなんとか出来ましたが、体表のグリーンが失敗です。(クリアーグリーンを使ったのが失敗です。)おかげで顔部分は塗り直しを余儀なくされ、体については、クリアーオレンジを使って暗くした色を使ったのですが、これも重ね塗りの汚い色目になってしまいました。数多くの色を使ったのが裏目です。やむなく、半光沢クリアーで保護した後、エナメルのクリアーイエローを吹きました。ここで、止めておくできところ、つい、ブラックの墨流しを決行し、さらにつや消しクリアーを重ねました。
なにか、派手で薄っぺらい緑色の上に、黒味が強くなりすぎた体色です。まったく、気に入りません。しかたなく、翌日、黒い部分を中心に、シンナーで、銀色面まで塗装を剥がし、その上に、エナメルのクリアーイエローをかけ、最後に、半光沢クリアーを吹いて終了です。
久しぶりの作業ですので、これで良しとしましょう。次に期待します。なにしろ、下塗りまで仕上げているキットがまだあと二つありますので・・・。
それにしても、また、先輩に言われます、「塗装の色が普通で面白くない」と。・・・でも、私としては、映画の再現を旨としていますので、なかなか大胆な色には踏み切れません。もっとも、「大アマゾンの半魚人」は、モノクロ映画であり、実際の色には諸説あります。当時の色付け写真では、銀色の体表に青色の蛇腹です。しかし、個人的には、半魚人とアマゾン川で競泳したジュリー・アダムスが、DVDの特典「メイキング」に出演して発言した「モスグリーンだった」という証言を信用しています。なにしろ、私のお気に入りの女優さんですから(笑)
最後に、家族からは、「また、コレ(半魚人)か」と呆れられました。しかし、この半魚人のデザインこそ、細身で無駄の無い究極のスーツと言われている、歴史に残る傑作デザインであることを知らないのです。
オマケで全身の写真をどうぞ。
« タイタンの逆襲 | トップページ | 大アマゾンの半魚人(その9) »
コメント