アンダーワールド 覚醒
あのケイト・ベッキンセール主演の「アンダーワールド」シリーズの正式な続編の第3弾がひっそりと公開されていました。
第2作で、始祖の血を飲み、昼間も歩けるようになった吸血鬼セリーンの物語です。
冒頭、吸血鬼と狼男の存在が世間に公表され、人類との全面戦争が勃発するという設定です。ニュース番組での映像やアナウンスが面白い。「人類のほかに、新たな2種の存在を確認。吸血鬼と狼男です。感染。治療できません。粛清が始まります。」とアナウンサーの絶叫と虐殺のニュース映像が流れます。
なにしろ、人類は数は多い上武器も開発します。一方、吸血鬼も狼男も力は強い割りに弱点が多すぎます。日光に、銀の弾丸。数年で、人類の圧倒的な勝利を得て、狼男は絶滅、吸血鬼も地下に消えます。
主人公の女吸血鬼の処刑人セリーンも、最愛の狼男ハイブリットであるマイケルと一緒に爆発に巻き込まれ、意識を失うのですが、気が付けば、巨大製薬企業の冷凍カプセルで、何故か逆さに冷凍されて12年が経過していたのです。しかも身に覚えのない娘も居たのです。狼男と吸血鬼の混血のその娘をめぐっての大活劇です。
さらに、巨大化した狼男の出現するものの、狼男の造型がどうもイマイチです。やっぱり、顔のでっかいゴリラに見えます。しかも、何故か、マイケルは一瞬しか登場し,ません。かわりに若き吸血鬼が助演します。が、あまり血肉沸く展開になりません。
正直、ケイト・ベッキンセールが老けました?その娘も、あの憧れのオリビア・ハッセーの実の娘らしいのですが、あんまり可愛くありません。(ごめんなさい。そんなメイクなのかもしれません。)まるで、「バイオハザード」シリーズのようです。吸血鬼伝説よりも、SFゾンビ映画に近くなってきています。終わり方も、まるで続編に続く・・・というような幕切れです。観客が観るのもつらくならないうちに、速やかに終わりにしましょう。 そんな心配までしたくなりました。
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「アンダーワールド 覚醒」★★★☆
ケイト・ベッキンセイル、スティーヴン・レイ、
マイケル・イーリー、テオ・ジェームズ、
インディア・アイズリー、チャールズ・ダンス出演
レン・ワイズマン監督、
88分、2012年2月24日公開
2011,アメリカ,SPE
(原題:Underworld 4 AWAKENING )
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