世界イカ類図鑑
長年の念願だった「世界イカ類図鑑」を入手しました。この図鑑は、全国いか加工業協同組合が、創立40周年を記念して、東京水産大学の奥谷喬司名誉教授に依頼して作製した、専門的図鑑です。なにしろ、世界のイカの種類は、約450種と言われている中、408種を掲載しているというのですから、驚きです。この宣伝文句を見るたびに、図鑑マニアとしては、現物を見たくてしかたありませんでした。なにしろ、専門業者向けの本格図鑑ですので、定価が相当に高く、いままでなかなか手が出ませんでした。今回、アマゾンで新本同然の古本というふれこみの定価の2/3という掘り出し物を発見、何度か迷った挙句、ゲットしました。
さて、中身ですが、予想通り、カラー写真は少なく、モノクロまたは細密画の図鑑です。しかし、1ページに、上下1匹ずつという図版です。お目当ての、ニュウドウイカ、ダイオウイカ、そしてテイオウイカという巨大イカ類も掲載されていますし、これまで見たことも無い、奇妙なイカ類も掲載されています。・・・十分満足です。
ところで、この奥谷名誉教授は、かつて、トビイカの飛行編隊の写真を表紙にした新書「イカはしゃべるし、空も飛ぶ」という名著を書いた人でした。私の愛読書でした。その著書の中で書いていますが、日本人は、世界で3体しか標本が無い貴重なイカを、トロール船で缶詰に加工していたとか、イカ好きの人種も困ったものです。 では、その名著の表紙、トビイカの飛行中の勇姿をご覧ください。感動しませんか。
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