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2012年3月10日 (土)

ALWAYS 三丁目の夕日’64

「ALWAYS 三丁目の夕日’64」をやっと見てきました。幸いなことに2Dです。3Dはあまり効果が無いような記事を見ていましたので・・。

Photo_3 

さて、映画の出来は?というと、これがけっこう泣かせるのです。もう定番中の定番で、想定どおりの筋書きなのですが、これが良いのです。まるで、「寅さん」シリーズです。セットも、CGでの昭和の再現も文句なしです。衣装も、小道具も、丁寧なつくりで、ここまでやるから画面に卒がないのだということを改めて感じます。ただ、少し文句を言えば、「道路面」のらしさが少しセットぽくて気になります。

お話は、まずは「六ちゃん」の嫁入りのエピソードです。当然のごとく、頑固な父親(?)の娘への思いと求婚相手への絵に描いたような応対、そして、かつて日本に有ったらしい美風、三つ指突いて花嫁が親へ感謝の挨拶をするシーン。もう徹底したマンネリの塊のようなシーンですが、思わず涙する自分に驚きます。

そして、二つ目のエピソードは、茶川家の親子の断絶のお話。これも頑固な親父と息子の二代に渡る、馬鹿馬鹿しいほど不器用な設定で、しかし涙なしでは語れない親の心のお話です。さすが吉岡秀隆は演技が巧い。頼りなくも、心優しい小市民をよく表現しています。私には、「寅さん」のおいちゃん(森川伸)に似ているような気がします。・・本当に、どなたかが言っていたように、「寅さん」の下町人情の世界なのです。高度成長時代の直前の世界は、多分、日本全体が、そうだったのでしょう。

医者の宅間先生が言います。「みんな、お金持ちとか、出世とか、上を目指していますが、しあわせとは、なんなのでしょうね。」・・・現在、東日本大震災を経て、「高度成長時代」を反省し、私たちが考えなければならないことを静かにつぶやきます。

ただ、最後に、とても残念なのは、ラストで、茶川家の夫婦と赤ちゃんが夕日を見上げるシーンです。カメラが3人の横を回りこんで、意味深なまとめの台詞「いつも(=ALWAYS)見ている夕日」とか、なんとか言っている目線の先には、そのまま同じカメラワークで美しい夕日がど~んと繋がるものとばかり、思っていましたら・・。なあんと、カメラが切り替わって、東京タワーを俯瞰した夕日の風景に切り替ったのです。なんということでしょう、この最後の場面こそ、CGワークの見せ所ではないでしょうか。ああ、最後の最後で、もったいないことでした。

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