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2012年1月 2日 (月)

レイン・オブ・アサシン

お正月は、家で時代劇をのんびりと観るのが一番良い、ということで、勝新太郎の座頭市シリーズを数本鑑賞しました。いずれも、初期の作品で、今見ると、若いときのカツシンの殺陣のうまさと速さが、凄いという一言ですなあ。CGも、吊りも無い時代です、修練の賜物でしょう。そして、ロケ地の街道筋の風景も懐かしいものです。もう今の日本には、あんな広々した田園風景は存在しないでしょうナ。悲しいことです。

Photo_2 ところで、こうした日本のリアル(?)な時代劇と全く異なるのが、香港、中国、韓国のアジア系の時代劇です。史劇でもなく、カンフー映画でもなく、それぞれの国で、剣士や刺客たちが様々な殺陣を披露する、コスチューム劇は、まさにアジアの時代劇とも呼べる範疇であり、吊り技術と舞踏テクニックを駆使した、華麗な剣戟ショウです。かつては、直ぐに人が空を飛ぶので、あんまり好きではなかったのですが、「グリーン・ディスティニー」を観て、考え方を改めてました。例え、空を飛んでも、達人ならあり得る(笑)かもしれないというより、その美しさとファンタジーの面白さかも知れません。

Photo_3 さて、今回、レンタルDVDで、「レイン・オブ・アサシン」を観ました。今、日本映画が失った、時代劇の魂が感じられます。といいますか、小池一夫原作の劇画時代劇の香りがします。久しぶりに、破天荒なストーリーの面白さと華麗な殺陣の爽快さを味わいました。

お話は、手に入れば武道の奥義を得られるという、伝説の達磨大師の遺体(ミイラ)をめぐって、刺客団の「黒石」が暗躍します。その刺客たちのキャラクターも素晴らしい。「黒石」を裏切る、主人公の女刺客「細雨」(タイトルの由来でしょう。)、「黒石」の謎の首領「輪転王」、手妻使いの刺客、無数の投げ針を使う蕎麦屋の主、さらには虫を使って整形手術を施す医者、顔を変えた主人公の夫となる、抜け作のような亭主など、イワクありげな登場人物が、様々な殺陣を駆使します。特に、刺客団の首領の正体はなかなか意表をついて、感心します。さすがに、ジョン・ウーというほかはありません。三国志「レッド・クリフ」も面白いですが、個人的には、こういう時代劇の方が好きです。それにしても、主演のミッシュル・ヨーのアクションは凄い。さすがに007に招かれたことだけはあります。

Photo_4 そういえば、「英雄」も面白かった。まるで「切腹」や「」羅生門の橋本忍の脚本のような語り口です。それも、「チャン・イーモウ」監督ですから、当然かもしれません。

今後とも、アジア系時代劇に注意を払っていきましょう。玉石混交というか、圧倒的に多くは東映時代劇のような即席製造品かもしれませんが、中にはこんな一流の娯楽作品が見つかります。ついでに言うと、結局、この「レイン・オブ・アサシン」のDVDは購入しました。誰か、面白い作品をご紹介ください。

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