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2011年11月21日 (月)

バーレスク

最近、普通の映画を見る機会がめっきり減っています。なにしろ、観る映画のほとんどがSF映画か、ファンタジー映画か、アクション映画か、そして日本映画なら、時代劇なのですから。本当に、まっとうな映画ファンとはいえません。

Photo そんな私が感心したのが、「バーレスク」です。レンタルDVDで観たのですが、いやあ、なかなか面白いものです。主演の女優さんの歌唱力と、急転直下、思いもよらぬ絵空事のような展開でハッピーエンドとなるストーリーが気に入りました。アカデミー賞を獲っても、狂気のダンス映画や悲惨なミュージカルは、願い下げです。もちろん、グロテスクなホラー映画はもっと嫌ですが(笑い)。

ところで、脇役の禿頭ながらなかなか二枚目の俳優さん、いつもホモ役ですが、実生活もそうなのですかねエ。あまりにも板についており、しかも、いつも同じような役柄で、なかなか味のある演技をするので、つい気になりました。

それにしても、主演のクリスティーナ・アギエラさんは、有名なシンガーソングライターで、ダンサーだとか。しかも、既に30歳ということです。驚きですねエ。

なお、この映画については、永久保存版として、ついに正規DVDを購入しました。

2011年11月20日 (日)

エイリアン トライポッド

スティーブン・スピルバーグ監督の「宇宙戦争」をご存知ですか?

この映画は、SF作家の草分けとも言うべき、HG・ウエルズの原作を映画化した物ですが、かつて50年代に映画化された作品は、その秀逸なマシンのデザインとともに、宇宙人の侵略物の大傑作として、映画史を飾っています。(以前に、このブログでもご紹介しております。)

この往年の名作を、スピルバーグが、最新の技術をもちいて、新たな観点で再映画化したのですが、残念ながら、平凡な一市民である主人公の視点で、エイリアンから過酷な攻撃から逃げ回るだけ、という物語に変更したために、その評価は大きく分かれています。というか、話が全く面白くないのです。一般の観客としては、やはり地球防衛軍との戦いを見たいのです。それが、テロ攻撃に晒されるだけではつまりません。

しかし、さすが、スピルバーグ、腐っても鯛です、3本足のウォーマシンが、都市を破壊し、人間を抹殺していくシーンの迫力は、かつてないほどリアルで身近な恐怖を醸し出します。街をゆっくり歩行する場面や船着場を岡の上から睥睨するマシーンの怪獣のような姿は息を呑みます。何度も繰り返し見たくなる名シーンです。

H231120_001 その3本足のマシンが、「エイリアン トライポッド」という名称でアメリカでプラモデルキットとして発売されています。今回、なんとか個人輸入いたしましたので、ご覧ください。

H231120_003 さすがに、SF映画の本場アメリカです。こうした宇宙人のキットが発売されるのですから、うらやましいものです。

しかし、その外箱の中身は、なかなか細かなキットの部品の集合体です。なかなか手間がかかりそうです。すっかり組み立てる意欲がそげました。そうです、機械モノは、苦手なのです。しばらく押入れに直行です。H231120_002 この類の死蔵キットは、他にもあります。例えば、「インディペンデンス・ディ」のエイリアンの円盤、「エイリアン」の骨のようなデザインの遺棄船、「マトリックス」のイカの様なマシンなどなどです。H2365_010もちろん、旧作の「宇宙戦争」のエイのようなマシンもあります。 いつか、きっちり紹介もいたしましょう。ちなみに、この映画のエイリアンのキットもあります。

2011年11月12日 (土)

インモータルズ 神々の戦い

Photo 映画「インモータルズ」の予告編の映像に魅せられて、劇場に出向きました。タイトルの和訳は、不死の存在の(ギリシャの)神々という意味だそうですが、映画の設定では、神同士が戦い、死ぬのです。

さて、この映画の魅力は、なんといっても、すべてをCGで描いたそのビジュアルの凄さです。あのスパルタの戦いを題材にCGを駆使して新境地を開いた「300」のスタッフが終結したというふれ込みでしたが、どうやら映画「ザ・セル」の監督の力、というか、衣装デザインの石岡瑛子の力のような気もします。何故かというと、ストーリーなど演出は全然大したことないのですから・・・。正直、がっかりです。

それにしても、今回のゼウスたちのオリンポスの神々には、全能の神というイメージが全然ありません。クリプトン星のスーパーマンのような肉体面での超人レベルにとどまっており、いわゆる神の力ではありませんな。

特に、この映画のゼウスは、史上最低の無能な神といってよいでしょう。なにしろ、予知能力もなく、雷などの天変地異を起こす力も見せず、怒りのあまリ、自分で息子アトスを殺してしまう上、戦略もなく、無防備にタイタン族に攻め込み、自分以外、息子、娘など、有名なオリンポスの神々が全滅するのです。神ゆえに、ゼウスが若い姿という設定は面白いですが、青二才以下の無能としか言いようがない神ですから呆れます。映画見ておもわず引きました。

とにかく、この映画は、見たことのないといってよい凄いCG映像だけを眺めるものです。ギリシャの切り立った崖に点在する集落などのデザイン、どうやって住人が海からあんな高い崖の中腹まで登っていくのだ、などという疑問は、さらりと横に置いて、荒々しい風景を楽しみましょう。

そして、神々の衣装やセットなどの奇抜で素晴らしいデザインを堪能しましょう。「マイティ・ソー」の衣装の方が多分費用は高いと思いますが、今回のオリンポスの神々の甲冑デザインなどは見事といえます。しかも、神が物凄いスピードで飛ぶシーンなどは、鳥肌が立つほど感動します。ありそうで無かったビジュアルです。そして、ラストのラストの次回作への予告編的なシーンは、あのミケランジェロの天井画を思い起こさせるようなビジュアルの大空の神々の戦いを描きます。この場面だけは是非ご覧ください。

以上が、この映画の見どころです。くれぐれも、あまり映画の出来には期待しませんように。

2011年11月 6日 (日)

ケ・セラ・セラ

最近、綾瀬はるかが出演しているCM、何のCMかは思い出せませんが、ドリス・ディが歌う、主題歌「ケ・セラ・セラ」の曲が耳についてはなれません。この歌は、アルフレッド・ヒッチコックの映画「知りすぎた男」のラストで、ドリス・ディが誘拐された息子に聞かせるために歌ったことで有名です。

この歌の歌詞の意味(インターネットより引用)は、

幼い少女だった頃
私は将来何になるのってママに尋ねた
美しくなる? お金持ちになる?
そうしたらママはこう答えたの

ケ・セラ・セラ
何事もなるようになるのよ
未来のことなど予測できないわ
自然の成り行き次第よ

以下、2番、3番と続きます。確かにCMで使われるほどに本当にいい歌詞です。ドリスディの声も素晴らしい。

この「知りすぎた男」は、ヒッチコックの作品の中では、あまり評価は高くありませんが、再見すると、さすがヒッチと思わせるシーンはたくさんあります。しかし、やはり、現代のドライな風潮からいうと、のんびりしすぎています。子供を誘拐して、殺さずに始末に困ってしまうなどという殺し屋の設定などは、当時でも少し古かったのではないでしょうか。それにしても、この映画は、あのジャン一発のアイディア(有名ネタ)をどうしても映画化したかった、というヒッチコックのわがままのような気がします。

それにしても、ヒッチコックの作品を久々に見ましたら、他の作品も見たくなりました。名作、傑作、佳作、いろいろあります。撮影の裏話などを読みますと、まさに、コンピュータの無い時代の映画づくりの教科書です。機会があれば、ヒッチコック劇場にどうぞ。

大アマゾンの半魚人(その7)

「大アマゾンの半魚人(その6)」の後編です。いや、中編というべきでしょうか。その6で、紹介しましたアメリカから個人輸入したレジンキットをなんとか、組み立てました。

このキットは、鱗などの体表面のモールドが浅く、言わば、つんつるの状態でしたので、電動ツールを駆使(?)して、やっと全身にうろこを彫り込みました。溝のような線を丸く描いただけですが、本当に疲れました。作業途中は、途方もなく広く、滑らかな体表面が目の前に広がっており、何度止めようとした事か、・・・。輸入物のガレージキットは、なにより、メーカーがしっかりしていることが大事です。メーカー不明では、こんな結果が待っています。まだ、未塗装の状態ですが、第1段階は、これで終了です。

H231106_0011_2 このモデルは、どうやら、頭が少し大きく、中身が詰まっている分、がらんどうの胴体と比べて重いようで、やや前向きのスタイルになってしまいますので、足元と台座の部分に、傾斜を付けて固める必要があります。それに、少し、太っている感じですな。いわば、陸上用のスーツの模型かもしれません(笑)。

そして、これから、サーフェイサーを吹き、カラー色を重ねていく手順なのですが、サーフェイサーを吹き付ければ、せっかく彫ったモールドが消えそうで心配(笑)ですので、当面、このままで様子見です。

H231106_0041 体表のモールドの彫り込みがわかりますでしょうか。何もないよりはマシな程度でしょうか。写真で見ると、あんまり、効果が出ていません。これでは、本当に、塗装が心配になります(汗)。

2011年11月 5日 (土)

宇宙水爆戦 DVD化

2 前に、ご報告しましたように、ついに、50年代のSF映画「宇宙水爆戦」がDVD化されました。内容は、もう皆さんご存知ですので、今回は、DVDのジャケットをご覧ください。

このケース絵では、メタルナ・ミュータントの色の彩度が今風に抑えられております。このあたりの色調が好ましいものです。

実際の映像は、赤と青の毒々しい色合いです。タイトルもなかなか派手な感じで、いかにも総天然色という映画です。

ともかく、セットや円盤の模型など、現代の目で見ると、チープそのものですが、50年代の代表的な作品です。

未見の方は、SF映画の歴史を感じ、懐かしい特撮の味わいをお楽しみください。

2011年11月 3日 (木)

世紀の怪物タランチュラの襲撃

「世紀の怪物タランチュラの襲撃」がDVD化されました。かつて、大伴昌司氏の著作「世界怪物怪獣大全集」の記事の中にしか、知ることも無かった、1950年代のB級SF映画です。今回、発売にこぎつけた関係者に心から敬意を表します。

さて、この映画は、当然ながら、モノクロ映画であり、実際の映像は、本物のタランチュラを合成撮影している、まさにB級のお手本のような作品です。しかし、砂漠の中で、謎が謎を呼ぶサスペンスの盛り上げかたなど、なかなか見せます。鑑賞途中、ついに早送りすることもなく、「THE END」を迎えました。

Photo ひとつは、こうした映画にはお約束の美女が、なかなかのシャープな容貌の女助手ですし、マッド・ドクターを、あの「タイムトンネル」に出演していた、太眉毛のレオ・G・キャロルです。不気味な雰囲気がなかなか好感が持てます。

もっとも、主人公の医者が家畜の殺害現場に残された正体不明の液体、実はタランチュラの出した毒液なのですが、何のためらいもなく、指でさわって、舐めてみるのですから、驚きです。本物の毒蜘蛛は、なかなか巨大に映っています。しかし、大量のダイナマイトやロケット弾には、まったく傷つけることもできないのですが、ナパーム弾にはあっさりやられました。このあたりがB級映画なのでしょう。

こうした50年代のSF映画のDVD化は、最近、よく発売されます。先日も、「暗闇の悪魔 大頭人の襲来」という映画も発売されています。この映画に登場する大頭の小人のような宇宙人が有名で、ビリケン製のフィギュアなどが作られています。私は、この映画を初めて見ましたが、内容は、Z級とも言うべきもので、肝心な宇宙人も藪の中で、ごそごそ動き回るだけで、無残なものでした。Photo_2

こういう悲惨な映画を見ると、やはり、代表的なSF映画を再見したいものです。喜ばしいことに、国内版「宇宙水爆戦」がやっと販売されましたので、これから見ることにしましょう。

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